貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3683 サイバーリンクス

東証S
744円
前日比
-1
-0.13%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.6 1.08 2.15 13.68
時価総額 84.7億円
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サイバリンクス Research Memo(9):サステナビリティや資本効率改善にも積極的に取り組む


■サイバーリンクス<3683>の今後の見通し

3. サステナビリティへの取り組み
同社では、改訂コーポレートガバナンス・コードに対応したサステナビリティへの取り組みを推進している。

(1) 環境(E)
・CO2排出量算定(Scope1~3)、削減目標設定(Scope1、2)開示
・オフィスの効率化(静岡オフィス、仙台オフィス、福岡営業所を閉鎖)
・マイナトラストで議事録署名、商業登記のオンライン申請を実施
・業務用車両をガソリン車からPHVへ順次切替

(2) 社会(S)
・給与水準の引き上げ(2024年は最大8.1%、全社平均3.5%)
・企業型確定拠出年金(企業型DC)掛金の拠出率の引き上げ、選択制DC制度導入
・女性活躍推進への取り組み(管理職比率8.2%、主任職比率23.6%、2023年12月31日時点)
主任職における女性比率目標(2025年度末)を20.0%から25.0%に引き上げ、
2030年度末の管理職における女性比率目標10.0%
・経営幹部候補者への教育(経営戦略塾、チームビルディング)
・働きやすいオフィス空間の整備(執務スペースのリニューアル)

(3) ガバナンス(G)
・英文開示資料・英文IRサイトの充実、YouTubeチャンネル開設
・インターネットによる議決権行使の採用
・独立社外取締役1名増員、独立社外取締役比率50.0%

(4) 「WorkSmart」をキーワードに、人的資本へ積極投資
・給与水準引き上げ:最大8.1%の賃上げ(全社平均3.5%)
・働きやすいオフィス空間の整備:本社オフィスの大幅リニューアルを実施

4. 資本効率を意識した経営
「効率的に稼ぐ力の底上げ」、「将来への期待の醸成」の両面から企業価値向上を目指す。

(成長戦略)
・中期経営計画に基づく着実な事業の成長・収益力向上
・事業ポートフォリオと資本分配の最適化(「ROIC」を活用し、事業ごとの投下資本効率性を把握・管理)
・サイバーセル経営※による全員経営戦略の推進
・働く環境戦略「WorkSmart」に基づき生産性を向上(豊かに、効率よく働ける環境づくり)
・企業価値向上につながる報酬制度の設計
(財務戦略)
・適正な自己資本を保ち資本効率を向上
・低収益性資産の認識、縮減などによる資本効率の向上
(IR戦略)
・情報開示・対話の機会の強化
(価値創造ストーリーなど、企業価値向上へのシナリオ策定・開示)
(非財務資本(人的・知的)への投資・活用とその開示)

※ 組織をサイバーセルと呼ばれる小さなグループに細分化し、スタッフ社員一人ひとりが自分の活動結果を捉えやすくすることで、全員が経営に参加することを目指す取り組み

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《HN》

 提供:フィスコ

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