NY外為:ユーロ安、ラガルドECB総裁が10月の利下げ示唆、独インフレも低下
ドイツのインフレ鈍化やラガルドECB総裁発言を受け10月の追加利下げを織り込むユーロ売りが強まった。ドイツの9月消費者物価指数速報値は前年比+1.6%と、伸びが8月+1.9%から予想以上に鈍化し、21年2月来で最低となった。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は欧州連合(EU)議会証言で、「10月会合では、インフレ目標達成へのより増した確信を考慮する」「サービス価格が和らいでいると考える理由がある」と、10月の追加利下げの可能性を示唆した。
ユーロ・ドルは1.1200ドルから1.1141ドルまで下落し、日中安値を更新。ユーロ・円は159円98銭の高値から159円22銭まで下落した。ユーロ・ポンドは0.8360ポンドから0.8316ポンドまで下落し22年4月来の安値を更新した。
《KY》
提供:フィスコ