日経平均は251円高、寄り後は底堅く推移
日経平均は251円高(9時10分現在)。今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。中でも、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.47%上昇と、ダウ平均(0.62%上昇)に比べ上昇率が大きく、東京市場で半導体関連株の株価支援要因となった。また、外為市場で1ドル=145円00銭台と、円相場が落ち着いた動きとなっていることも株式市場の安心感となった。一方、昨日の日経平均は1000円を超す大幅高となり、先週18日以降の上げ幅が2700円超に上っていることから、目先的な高値警戒感が意識された。また、今日行われる自民党総裁選の投開票の結果を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、今日は3月期決算企業の中間配当の権利落ち日に当たり、日経平均には260円ほどの下押し影響があるとみられている。寄り後、日経平均は底堅く推移している。
《SK》
提供:フィスコ