日経平均VIは大幅に上昇、短期的な過熱感を意識
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+4.38(上昇率18.00%)の28.71と大幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は29.48、安値は26.41。
3連休明けの今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合を先週に通過したことから安心感がある一方、日経225先物が先週末までの3日続伸で1520円上昇したことから、目先的な過熱感も意識されている。こうした状況から今日は株価は堅調だがボラティリティーの高まりを警戒するムードはむしろ強まり、日経VIは先週末の水準を上回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ