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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2464 Aoba-BBT

東証S
338円
前日比
-7
-2.03%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
15.4 0.99 3.25 24.69
時価総額 48.2億円

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Aoba-BBT Research Memo(3):リカレント教育事業とプラットフォームサービス事業を展開(1)


■会社概要

2. 事業内容
事業セグメントは、Aoba-BBT<2464>やITPJ、ブレンディングジャパン等で展開するリカレント教育事業と、子会社のアオバやMISTで展開するプラットフォームサービス事業、その他(書籍の印税収入、賃貸収益、新規事業等)で区分している。売上高構成比で見ると、リカレント教育事業とプラットフォームサービス事業でほぼ二分する格好となっている。また、EBITDAマージン(償却前営業利益率)で見ると、2022年3月期以降の3期間はプラットフォームサービス事業が12~14%と比較的安定した水準で推移しており、リカレント教育事業は4~8%と期によってやや変動が大きくなっている。リカレント教育事業では、新サービスの開発や営業体制の強化、AI/DXなどの先行投資を実施していることが要因と見られる。

(1) リカレント教育事業
リカレント教育事業では個人・法人向けを対象に、経営、問題解決力、リーダーシップ、英語力、テクノロジーやAIのスキルを習得する教育・研修コンテンツを開発・提供しており、主な事業領域として人材育成事業系、University事業系、英語教育事業系、ITマネジメント事業系の4つの領域でサービス展開している。なお、教育コンテンツについては独自開発したものを使用しており、総時間で18千時間を超えるコンテンツを有している。これら豊富なコンテンツの中から、顧客ニーズに応じたプログラムをカスタマイズし、顧客に提供できることが同社の特徴であり、強みの1つとなっている。

a) 法人向け人材育成事業
法人向け人材育成事業では、主に経営幹部や経営幹部候補生及びマネージャークラスを主たる対象に、問題解決手法や経営課題の分析・解決策立案、DX教育、グローバル人材育成等、自社課題の解決力を養成するためのプログラムを、顧客ニーズに合わせてオンライン、対面、ハイブリッド形式で提供している。また、企業の経営幹部候補生を対象とした次世代経営者育成プログラムとなるBBT経営塾、経営者を対象とした大前研一(おおまえけんいち)氏による定例勉強会となる「向研会」、過去に蓄積してきた教育コンテンツの中から、目的に合わせて視聴及び受講可能なリカレント教育サービスや他社人材と交流する他流試合形式のプログラムなどを提供している。

b) University事業
University事業では、個人向けにBBT大学/大学院、ボンド大学(オーストラリア)との提携よるBOND-BBT MBAプログラムのほか、専門テーマに関するスキルを習得するためのインテンシブコース(受講期間:3ヶ月)を提供している。

c) 英語教育事業
英語教育事業では、ビジネスパーソン向けにビジネス英語、及び法人顧客向けにグローバル人材開発プログラム「PEGL(Practical English for Global Leaders:ペグル)」を提供している。また、子会社のAoba-BBT Globalで子ども向けオンライン英会話スクール「ハッチリンクジュニア」「GO School」を運営している。いずれも、フィリピンにある子会社においてプロフェッショナルな経歴を持った優秀な講師を雇用することで高品質なサービスを提供している。

d) ITマネジメント事業
ITマネジメント事業は、ITPJでITマネジメント人材の育成を目的とした各種研修サービスや資格取得プログラムをオンラインまたはリアルな形式で提供している。ITサービスマネジメントの世界的なベストプラクティスである「ITIL(R)※」の認定研修サービスでは国内で約44%のシェア(ITIL(R)資格取得者数)と最大級となっている。また、ここ最近ではDX人材育成ニーズの高まりを受け、DXの推進や組織的なアジリティを高められる「アジャイル」や「スクラム」、「DevOps」等の領域にも注力している。

※ ITIL(R) is a (registered) Trade Mark of Axelos Limited. All rights reserved.

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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