日経平均VIは低下、株価大幅高だが警戒感も継続
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-0.53(低下率2.06%)の25.20と低下している。なお、今日ここまでの高値は27.59、安値は24.92。
昨日の米株式市場で主要指数が大幅に上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まり、その後も堅調に推移している。日銀が金融政策決定会合で金融政策の現状維持を決めたことが昼休みの時間帯に伝えられ、市場の反応は限定的だったが、取引終了後に植田日銀総裁の記者会見が予定されていることから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードも継続。今日は株価が大幅に上昇したが、日経VIは昨日の水準をはさんで推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ