話題株ピックアップ【夕刊】(2):三菱食品、アイコム、三菱UFJ
■三菱食品 <7451> 5,420円 +140 円 (+2.7%) 本日終値
三菱食品<7451>は高い。同社はきょう、イートアンドホールディングス<2882>と米国での合弁会社設立で合意したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。出資比率は、イートアンドが51%、三菱食品が49%となる予定。合弁設立により、三菱食品が持つ食品流通に関する総合力やネットワークと、イートアンドの外食事業におけるノウハウといった両社の強みによって多くのシナジーが発揮できるとしている。
■アイコム <6820> 2,662円 +67 円 (+2.6%) 本日終値
アイコム<6820>が朝安後に切り返した。ロイター通信は18日、レバノンの首都ベイルート郊外などで、イスラム教シーア派組織ヒズボラ戦闘員が使用していたトランシーバーが一斉に爆発したことに関し、爆発した通信機器の画像には「ICOM」と「日本製」のラベルが貼られていたと報じた。これを受け、朝方にアイコムの株価に下押し圧力が掛かり、年初来安値を更新していた。その後アイコムはレバノンで同社のロゴの入ったシールが貼付された無線機が爆発したとの報道に関し、現時点で判明している事実などをまとめたコメントをホームページ上で公表した。報道された無線機について、「IC-V82」は2004年から2014年10月にかけて中東を含む海外向けに生産・出荷していたハンディ型無線機で、すでに終売し、出荷は行っていないと表明。偽造品防止のためのホログラムシールが添付されていないことから、同社から出荷した製品かどうかは確認できないとしている。更に、海外向け製品について、経済産業省が定める安全保障貿易管理の規定に基づく輸出プログラムを策定して出荷するなど、厳格な輸出管理を行っているとした。コメント開示を受け、安心感が広がったほか、値頃感を意識した買いも集まったようだ。
■三菱UFJ <8306> 1,443円 +25.5 円 (+1.8%) 本日終値
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクに買いが目立つほか、第一生命ホールディングス<8750>など大手生保株も頑強な値動きを示している。注目されたFOMCでFRBは4年半ぶりとなる政策金利の引き下げを決め、その利下げ幅についても通常の0.25%の2倍の水準である0.5%とした。これを受け、米長期金利はいったん急低下したものの、その後は10年債に利益確定売りが集中し、3.7%台まで急速に水準を切り上げている。足もとの米金利上昇が米国事業を展開する大手金融機関には追い風として意識されている。また、国内新発10年債利回りも、米債券市場に追随して0.850%まで上昇、これも株価にポジティブに作用している。
■あすか薬HD <4886> 2,191円 +38 円 (+1.8%) 本日終値
あすか製薬ホールディングス<4886>が堅調推移。18日の取引終了後、英ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドとその共同保有者によるあすか薬HDの保有割合が9.77%から10.80%に上昇したことが明らかとなり、思惑視した買いが入ったようだ。同日に提出された変更報告書で判明した。ニッポン・アクティブの保有目的は「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為等を行うこと」などとしている。報告義務発生日は10日。
■ビジョン <9416> 1,305円 +19 円 (+1.5%) 本日終値
ビジョン<9416>はしっかり。18日取引終了後、海外用WiFiルーターレンタルサービス「グローバルWiFi」の超高速5G無制限プランを提供するエリアを拡大したと発表した。新たにベルギー、キプロス、ラトビア、リトアニアの4カ国で提供を始めた。これにより、提供エリアは42の国と地域になったという。
■アンジェス <4563> 78円 +30 円 (+62.5%) ストップ高 本日終値
アンジェス<4563>はストップ高。18日取引終了後、米国で末梢動脈疾患の治療薬として開発している遺伝子治療用製品「コラテジェン」について、米食品医薬品局(FDA)からブレイクスルーセラピー(画期的新薬)に指定されたと発表。これを材料視した買いが膨らんだ。ブレイクスルーセラピーの指定制度は、FDAが重篤な疾患や生命を脅かす疾患の治療を目的とした薬剤の開発と審査を迅速化するために設計したもの。この指定を受けることは、臨床試験の結果から既存の治療法よりも顕著な改善を示す可能性があると認められたことになるという。
■売れるネット広告社 <9235> 1,774円 +300 円 (+20.4%) ストップ高 本日終値
売れるネット広告社<9235>がストップ高に買われた。18日の取引終了後、同社社長の加藤公一レオ氏がCROSS FM(北九州市小倉北区)に対し出資を行い、取締役に就任したと発表した。福岡県内を対象に超短波放送事業を展開するCROSS FMは堀江貴文氏が会長を務めているとあって、短期資金の流入を誘発したようだ。CROSS FMの放送事業におけるデジタル音声広告商品の開発などが取締役就任の目的。売れるネットとの今後の取引については現時点では未定であり、今後の状況により公表すべき事項が生じた際には、速やかに公表するとした。
■ペイクラウド <4015> 630円 +55 円 (+9.6%) 本日終値
ペイクラウドホールディングス<4015>が大幅続伸。傘下のバリューデザインはきょう、自社のクラウド型独自Pay(ハウス電子マネー)発行サービス「Value Card」が千葉薬品(千葉市中央区)に採用されたと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。千葉薬品は、千葉県に131店舗のドラッグストアやスーパーマーケット「ヤックス」を展開。バリューデザインは、飲食や小売など店舗ビジネスを展開する法人向けに、自店舗の顧客データを溜め、店舗への再来店を促進するキャッシュレス決済サービス「独自 Pay」を軸とした複数のサービスを展開しており、累計ベースで全国12万店舗以上に導入されている。
■ショーケース <3909> 308円 +26 円 (+9.2%) 本日終値
ショーケース<3909>が大幅続伸。18日の取引終了後、同社のオンライン本人確認/eKYCツール「ProTech ID Checker」が、スパイラル(東京都港区)のローコード開発プラットフォーム「SPIRAL」との連携を開始したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。スパイラルは国内でのべ200以上の金融機関の口座開設やローン申し込みなどでの業務の改善に携わった実績を持つ。本人確認手続き業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めてきたショーケースとスパイラルは、金融機関の申し込み・身元確認におけるさまざまな課題をワンストップで解決することを目的として、サービス連携に踏み切る。今回の連携により、「SPIRAL ver.1」のユーザーは、本人確認をオンライン上で行うことが可能となり、顧客接点におけるDX推進が可能になるとしている。
株探ニュース
三菱食品<7451>は高い。同社はきょう、イートアンドホールディングス<2882>と米国での合弁会社設立で合意したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。出資比率は、イートアンドが51%、三菱食品が49%となる予定。合弁設立により、三菱食品が持つ食品流通に関する総合力やネットワークと、イートアンドの外食事業におけるノウハウといった両社の強みによって多くのシナジーが発揮できるとしている。
■アイコム <6820> 2,662円 +67 円 (+2.6%) 本日終値
アイコム<6820>が朝安後に切り返した。ロイター通信は18日、レバノンの首都ベイルート郊外などで、イスラム教シーア派組織ヒズボラ戦闘員が使用していたトランシーバーが一斉に爆発したことに関し、爆発した通信機器の画像には「ICOM」と「日本製」のラベルが貼られていたと報じた。これを受け、朝方にアイコムの株価に下押し圧力が掛かり、年初来安値を更新していた。その後アイコムはレバノンで同社のロゴの入ったシールが貼付された無線機が爆発したとの報道に関し、現時点で判明している事実などをまとめたコメントをホームページ上で公表した。報道された無線機について、「IC-V82」は2004年から2014年10月にかけて中東を含む海外向けに生産・出荷していたハンディ型無線機で、すでに終売し、出荷は行っていないと表明。偽造品防止のためのホログラムシールが添付されていないことから、同社から出荷した製品かどうかは確認できないとしている。更に、海外向け製品について、経済産業省が定める安全保障貿易管理の規定に基づく輸出プログラムを策定して出荷するなど、厳格な輸出管理を行っているとした。コメント開示を受け、安心感が広がったほか、値頃感を意識した買いも集まったようだ。
■三菱UFJ <8306> 1,443円 +25.5 円 (+1.8%) 本日終値
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクに買いが目立つほか、第一生命ホールディングス<8750>など大手生保株も頑強な値動きを示している。注目されたFOMCでFRBは4年半ぶりとなる政策金利の引き下げを決め、その利下げ幅についても通常の0.25%の2倍の水準である0.5%とした。これを受け、米長期金利はいったん急低下したものの、その後は10年債に利益確定売りが集中し、3.7%台まで急速に水準を切り上げている。足もとの米金利上昇が米国事業を展開する大手金融機関には追い風として意識されている。また、国内新発10年債利回りも、米債券市場に追随して0.850%まで上昇、これも株価にポジティブに作用している。
■あすか薬HD <4886> 2,191円 +38 円 (+1.8%) 本日終値
あすか製薬ホールディングス<4886>が堅調推移。18日の取引終了後、英ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドとその共同保有者によるあすか薬HDの保有割合が9.77%から10.80%に上昇したことが明らかとなり、思惑視した買いが入ったようだ。同日に提出された変更報告書で判明した。ニッポン・アクティブの保有目的は「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為等を行うこと」などとしている。報告義務発生日は10日。
■ビジョン <9416> 1,305円 +19 円 (+1.5%) 本日終値
ビジョン<9416>はしっかり。18日取引終了後、海外用WiFiルーターレンタルサービス「グローバルWiFi」の超高速5G無制限プランを提供するエリアを拡大したと発表した。新たにベルギー、キプロス、ラトビア、リトアニアの4カ国で提供を始めた。これにより、提供エリアは42の国と地域になったという。
■アンジェス <4563> 78円 +30 円 (+62.5%) ストップ高 本日終値
アンジェス<4563>はストップ高。18日取引終了後、米国で末梢動脈疾患の治療薬として開発している遺伝子治療用製品「コラテジェン」について、米食品医薬品局(FDA)からブレイクスルーセラピー(画期的新薬)に指定されたと発表。これを材料視した買いが膨らんだ。ブレイクスルーセラピーの指定制度は、FDAが重篤な疾患や生命を脅かす疾患の治療を目的とした薬剤の開発と審査を迅速化するために設計したもの。この指定を受けることは、臨床試験の結果から既存の治療法よりも顕著な改善を示す可能性があると認められたことになるという。
■売れるネット広告社 <9235> 1,774円 +300 円 (+20.4%) ストップ高 本日終値
売れるネット広告社<9235>がストップ高に買われた。18日の取引終了後、同社社長の加藤公一レオ氏がCROSS FM(北九州市小倉北区)に対し出資を行い、取締役に就任したと発表した。福岡県内を対象に超短波放送事業を展開するCROSS FMは堀江貴文氏が会長を務めているとあって、短期資金の流入を誘発したようだ。CROSS FMの放送事業におけるデジタル音声広告商品の開発などが取締役就任の目的。売れるネットとの今後の取引については現時点では未定であり、今後の状況により公表すべき事項が生じた際には、速やかに公表するとした。
■ペイクラウド <4015> 630円 +55 円 (+9.6%) 本日終値
ペイクラウドホールディングス<4015>が大幅続伸。傘下のバリューデザインはきょう、自社のクラウド型独自Pay(ハウス電子マネー)発行サービス「Value Card」が千葉薬品(千葉市中央区)に採用されたと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。千葉薬品は、千葉県に131店舗のドラッグストアやスーパーマーケット「ヤックス」を展開。バリューデザインは、飲食や小売など店舗ビジネスを展開する法人向けに、自店舗の顧客データを溜め、店舗への再来店を促進するキャッシュレス決済サービス「独自 Pay」を軸とした複数のサービスを展開しており、累計ベースで全国12万店舗以上に導入されている。
■ショーケース <3909> 308円 +26 円 (+9.2%) 本日終値
ショーケース<3909>が大幅続伸。18日の取引終了後、同社のオンライン本人確認/eKYCツール「ProTech ID Checker」が、スパイラル(東京都港区)のローコード開発プラットフォーム「SPIRAL」との連携を開始したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。スパイラルは国内でのべ200以上の金融機関の口座開設やローン申し込みなどでの業務の改善に携わった実績を持つ。本人確認手続き業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めてきたショーケースとスパイラルは、金融機関の申し込み・身元確認におけるさまざまな課題をワンストップで解決することを目的として、サービス連携に踏み切る。今回の連携により、「SPIRAL ver.1」のユーザーは、本人確認をオンライン上で行うことが可能となり、顧客接点におけるDX推進が可能になるとしている。
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