NY株式:NYダウは15ドル安、FOMC控えた調整
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は15.90ドル安の41,606.18ドル、ナスダックは35.93ポイント高の17,628.06で取引を終了した。
連邦公開市場委員会(FOMC)開催で利下げ期待に寄り付き後、上昇。その後、FOMCを控えた警戒感や調整で相場は伸び悩んだ。ダウは過去最高値付近からの利益確定売りも見られ、下落に転じた。ナスダックは金利先安観に支えられ底堅く推移し、まちまちで終了。セクター別では、エネルギー、運輸が上昇した一方で、電気通信サービスが下落した。
ソフトウエアメーカーのマイクロソフト(MSFT)は600億ドル規模の自社株買い、増配計画を発表し、上昇。航空会社のハワイアン・ホールディングス(HA)はアラスカ・エア(ALK)との合併を運輸省が承認したとの報道で、上昇。アラスカ・エア(ALK)は下落した。バイオのモデルナ(MRNA)はカナダ政府が同社の最新の変異型新型コロナウィルス治療ワクチンを承認したとの報道を好感し、上昇。
銀行のJPモルガン(JPM)は携帯端末アップル(AAPL)のクレジットカード事業をゴールドマンサックスから引き継ぐことを交渉していると報じられ上昇した。鉄鋼メーカーのクリーブランド・クリフス(CLF)は熱間圧延コイルの値上げで、収益増期待に上昇。
投資家の恐怖心理を示すVIX指数は18.08まで上昇した。
(Horiko Capital Management LLC)
《ST》
提供:フィスコ