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株価指数先物【引け後】 米日金融イベントを控えるなか円高が重荷に


大阪12月限
日経225先物 36290 -340 (-0.92%)
TOPIX先物 2544.5 -21.0 (-0.81%)

 日経225先物(9月限)は前日比340円安の3万6290円で取引を終了。寄り付きは3万6640円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万6740円)を下回って始まり、直後に付けた3万6680円を高値にロング解消の動きが優勢となった。3万6320円まで売られた後は3万6400円~3万6500円辺りで保ち合いを継続したが、前場終盤にかけてレンジを下放れ、後場の取引開始時には3万6210円まで下落幅を広げた。売り一巡後は中盤にかけてショートカバーとみられる動きとなり、3万6510円まで下げ幅を縮めた。ただし、終盤にかけて再び弱い値動きをみせ3万6290円で終えた。

 9月限の特別清算指数算出(メジャーSQ)は、日経平均型が買い越しだったのに対して、TOPIX型は売り越しと推定され、SQ値は3万6906.92円だった。日経平均株価は寄り付き直後に付けた3万6887.40円が高値となり、結果的にSQ値が抵抗になった。また、3連休に入ることから積極的な売買が手控えられるなか、円相場が1ドル=140円台と円高に振れたことでショートを誘う形にもなったようだ。

 日経225先物はボリンジャーバンドの-1σを上回る推移が続いた。ただし、バンドが収斂するなか、ナイトセッションでは3万6190円まで上昇しており、同水準が支持線として機能するかが注目される。また、上向きで推移している52週移動平均線は3万6150円まで上昇している。底堅さがみられるようだと、米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後にはアク抜けに向かう展開が期待されよう。

 FOMCでは8月の米消費者物価指数(CPI)の結果を受け、0.50%の大幅利下げから、通常の0.25%の利下げがコンセンサスになっている。また、日銀の金融会合では金利が据え置かれるとみられているため、コンセンサス通りの結果であればリバランスの動きが意識されやすい。ただし、日米金利差の縮小や為替が円高に振れる展開も想定されるため、イベント通過待ちのスタンスになろう。

 そのため、現段階では-1σを支持線としたオプション権利行使価格の3万6250円からSQ値を意識した3万6875円のレンジを想定しておく。

 NT倍率は先物中心限月で14.26倍に上昇した。200日線が位置する14.22倍を上回って始まり、一時14.30倍まで切り上がる場面もみられた。東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が買われた一方で、円高の影響により相対的にTOPIX型の弱さが目立ち、NTロングに振れやすい状況だった。

 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万8747枚、ソシエテジェネラル証券が9413枚、サスケハナ・ホンコンが5534枚、バークレイズ証券が3979枚、JPモルガン証券が2102枚、SBI証券が1944枚、モルガンMUFG証券が1806枚、野村証券が1559枚、みずほ証券が1399枚、ゴールドマン証券が1138枚だった。

 TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万0945枚、ソシエテジェネラル証券が1万3246枚、バークレイズ証券が7956枚、モルガンMUFG証券が4086枚、サスケハナ・ホンコンが3256枚、JPモルガン証券が3040枚、ゴールドマン証券が2487枚、BNPパリバ証券が1772枚、ビーオブエー証券が1611枚、野村証券が999枚だった。

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