日経平均は77円安、寄り後は下げに転じる
日経平均は77円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は、やや買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、日経平均が一昨日までの7日続落の後、昨日は1200円を超す大幅高となったことが市場の安心感となった。さらに、自民党の総裁選が告示され、米国では米大統領選に向けた討論会が開催されたことなどを受け、有力候補者の政策が注目され、関連銘柄への物色意欲が高まるとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場で主要3指数は上昇したが、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落したことが東京市場で半導体関連株の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=141円40銭台と、昨日15時頃と比べ1円20銭ほど円高・ドル安に振れたことが東京市場で輸出株などの買い手控え要因となり、寄り後、日経平均は下げに転じた。今日は株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)の算出日。SQ値はQUICK試算で36,906.92円だった。
《SK》
提供:フィスコ