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3140 BRUNO

東証G
1,001円
前日比
-5
-0.50%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
39.7 2.88 0.40 2.56
時価総額 147億円
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RIZAP-G Research Memo(7):chocoZAP事業がけん引し前年同期比11.2%の増収


■業績動向

1. 2025年3月期第1四半期の業績概要
RIZAPグループ<2928>の2025年3月期第1四半期の業績は、売上収益が41,237百万円(前年同期比11.2%増)、営業損失が2,894百万円(前年同期は2,992百万円の損失)、税引前損失が3,758百万円(同3,496百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期損失が2,853百万円(同3,325百万円の損失)となった。

売上収益に関しては、コンビニジム「chocoZAP」事業の成長が継続しており、RIZAP関連事業(chocoZAP事業含む)が大幅に増収(前年同期比4,207百万円増)となった。前期末からchocoZAPが158店舗増加し、2024年6月末の店舗数は1,540店となった。2024年5月には全都道府県への出店を達成した。その後2024年8月14日時点では1,597店まで増えている。店舗数の増加に伴い会員数も伸びており、2024年8月15日時点で127万人となっている。進行期は、新規サービス導入や清掃強化が行われており、退会率が良化する傾向にある。またchocoZAP Partners事業(広告事業)も成長が著しい。既存事業では、アンティローザ、一新時計、MRKホールディングスの増収分(同2,180百万円増)があった一方で、REXT Holdgingsの店舗構造改革等に伴う減収(同2,491百万円減)があった。営業損失に関しては、chocoZAP事業で上期に戦略的投資を実施しているため、損失を計上しているが計画通りであり一過性のものである。

(1) ヘルスケア・美容セグメント
chocoZAP事業については前期に月次ベースで黒字化している。進行期は規模の拡大とともに、店舗品質・顧客満足度の向上を積極的に取り組んでいる。カラオケ(2024年7月末時点116店導入済)、洗濯・乾燥機(同303店導入済)、ピラティス(同484店導入済)などの新規サービス導入やトレーナー・清掃強化が矢継ぎ早に行われている。これらの成果として退会率が良化する傾向にある。既存のボディメイク事業ではchocoZAP会員へのアプローチを強化しRIZAP入会者の17.2%がchocoZAP会員となっている(2024年6月実績)。MRKホールディングスでは、婦人下着等の事業において、主力商品が好調に推移したのに加え、新ラインナップの展開やプロモーション強化などによって増収となった。ヘルスケア・美容セグメントの売上収益は17,002百万円(前年同期比38.2%増)、営業損失は2,410百万円(前年同期は3,041百万円の損失)となった。

(2) ライフスタイルセグメント
REXT Holdingsでは、店舗の退店などの構造改革が完了し、高収益業態への転換が進んでいる。BRUNO <3140>は外出機会の増加などからトラベル・アウトドア関連が好調だったものの、主力のキッチン家電やインテリア家電商品が巣ごもり需要の落ち着きを見せたことから減収減益となった。夢展望<3185>では、国内売上が減少、物流費高騰や円安の影響などにより減収減益となった。ライフスタイルセグメントの売上収益は18,705百万円(前年同期比5.4%減)、営業損失は68百万円(同337百万円の利益)となった。

(3) インベストメントセグメント
SDエンターテイメント<4650>では、主力のウェルネス事業で構造改革および成長戦略に取り組み、わずかに減収となったものの損失は改善した。堀田丸正<8105>では、ギフト事業売却やきもの事業の専門店部門での大口取引先倒産等の影響で減収減益となった。インベストメントセグメントの売上収益は6,184百万円(前年同期比8.1%増)、営業損失は71百万円(同70百万円の利益)となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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