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0020 東証 小型株

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話題株ピックアップ【昼刊】:ビックカメラ、良品計画、セリア

■ビックカメラ <3048>  1,714円  +56 円 (+3.4%)  11:30現在
 ビックカメラ<3048>やイオン<8267>、DCMホールディングス<3050>など小売株が総じて堅調に推移している。総務省が6日発表した7月の家計調査によると、消費支出(2人以上の世帯)は物価の変動を除く実質ベースで前年同月比0.1%増となった。前年同月を上回るのは3カ月ぶりとなる。消費活動の底堅さが意識され、小売関連株を物色する動きが広がったようだ。7月は住居の設備修繕・維持に関する消費や、テレビやパソコン、国内パック旅行などの消費で支出が伸びた。

■良品計画 <7453>  2,699円  +80.5 円 (+3.1%)  11:30現在
 良品計画<7453>が3日ぶりに反発。SMBC日興証券が5日付で同社の投資評価「1(強気)」を据え置き、目標株価を前回の3100円から3600円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。レポートでは、国内月次は生活雑貨が極めて好調であるとしたうえで、婦人服や海外の弱さを相殺できると評価。また、同社の国内の平米あたり売り上げの低下と国内事業の営業利益率水準を踏まえると依然改善余地は大きいと考えている。

■セリア <2782>  3,505円  +85 円 (+2.5%)  11:30現在
 セリア<2782>が反発している。6日の取引終了後、8月度の月次売上高を開示した。既存店売上高は前年同月比8.3%増と増収基調を継続した。業況を評価した買いが入ったようだ。既存店の客数は同5.9%増、客単価は同2.3%増となった。全社ベースの売上高は同11.3%増となった。

■セコム <9735>  10,875円  +120 円 (+1.1%)  11:30現在
 セコム<9735>は堅調。5日取引終了後、9月30日を基準日として1対2の株式分割を実施すると発表。あわせて株主優待制度の新設を明らかにしており、これらが株価の下支え材料となっている。株主優待については毎年3月末時点で100株以上を保有する株主に、保有株式数や継続保有年数に応じて3000~3万円相当の防災備蓄品を贈呈する予定。来年3月から開始する。新NISA制度の導入を契機に株式投資が広がるなかで自社を選択してもらう機会を増やすと同時に、優待品の提供を通じて自社商品・サービスをより深く知ってもらう狙い。

■壱番屋 <7630>  1,010円  +9 円 (+0.9%)  11:30現在
 壱番屋<7630>が6日ぶりに反発した。5日に発表した8月度の月次情報によると、既存店売上高は前年同月比15.8%増と2ケタの伸びを示した。上昇率の高さは昨年9月以来の大きさとなった。同社は今年8月1日より「カレーハウス CoCo 壱番屋」でベースカレーなどの値上げを実施したが、同月の客数は前年同月比2.0%増と2カ月ぶりに前年同月を上回った。値上げによる客離れを回避し、台風の影響を受けながらも大幅な増収につなげたことを好感した買いが株価を支援したようだ。全店売上高は同14.8%増となった。

■帝人 <3401>  1,351円  +8.5 円 (+0.6%)  11:30現在
 帝人<3401>が続伸している。旧村上ファンド系とされる投資ファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが帝人の株式を買い増したことが5日取引終了後に判明し、思惑視されたようだ。同日に関東財務局に提出された変更報告書によると、保有割合は6.03%から7.67%に上昇した。報告義務発生日は8月30日となっている。

■ジンズホールディングス <3046>  5,110円  +10 円 (+0.2%)  11:30現在
 ジンズホールディングス<3046>は3日ぶり反発。5日取引終了後、8月度の月次売上状況(速報)を発表。既存店売上高が前年同月比20.5%増と大幅に増加した。7月に続き全国的に気温の高い日が続いたため、紫外線や光によって色が変わる可視光調光レンズなどのオプションレンズやサングラスといった季節商品への需要が増えた。全店ベースでは同23.6%増だった。これが好感されている。

■三菱UFJ <8306>  1,486.5円  +1 円 (+0.1%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクは強弱観対立のなか前日終値近辺でもみ合い。また、第一生命ホールディングス<8750>はやや売りに押される展開となった。前日の米国株市場では発表された雇用指標がコンセンサスを下回ったことで、米景気先行きに対する警戒感が再燃したが、一方でFRBによる利下げ期待が高まり、米長期金利は一段と低下基調を強めている。米10年債利回りは終値ベースで3.72%台まで水準を下げており、これを受けて米国事業を展開するメガバンクや大手生保など大手金融株は、運用利ザヤが縮小するとの思惑が株価の上値を押さえる格好となっている。

■セブン&アイ <3382>  2,124円  -40.5 円 (-1.9%)  11:30現在
 セブン&アイ・ホールディングス<3382>は売り買い交錯の展開となっている。この日朝方、カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールから受けている買収提案に関し、クシュタール側に送付した同提案への回答を公開した。セブン&アイ株を1株当たり14.86ドルで取得するという法的拘束力のない初期的な提案についてセブン&アイ側は、既に実行あるいは今後実行を検討している追加的な施策による潜在的な株主価値の短中期的な実現について「著しく過小評価している」と回答。また、米国の競争法当局との関係で直面しうる複数の重要な課題について適切に考慮されていないとした。

■トヨタ自動車 <7203>  2,573円  -43 円 (-1.6%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>が4日続落している。5日にドイツのBMWグループと水素社会実現に向けた協力関係の強化を発表。燃料電池システムの開発やインフラ整備などに共同で取り組む方針を示した。更に日本経済新聞電子版が6日、「トヨタ自動車や日産自動車などが国内の車載向けを中心に蓄電池の製造を増やす」と報じた。ただBMWとの協力関係の強化に関しては事前に報道が出ていた。日本時間今晩に予定される8月の米雇用統計の公表を受け外為市場でドル安・円高が進行するリスクが意識されるなか、蓄電池の増産報道を受けてトヨタ株に買い向かう姿勢も限られており、自動車株に対しては買い持ち高を圧縮する目的の売りが続いているようだ。日産自動車<7201>やSUBARU<7270>が冴えない。

■ロック・フィールド <2910>  1,472円  -17 円 (-1.1%)  11:30現在
 ロック・フィールド<2910>が3日続落している。5日の取引終了後に25年4月期第1四半期(5~7月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比0.6%増の126億5700万円、最終損益は1億300万円の赤字(前年同期は3億2600万円の黒字)となった。最終赤字への転落を嫌気した売りが優勢となったようだ。商品の継続的な価格改定や販促効果により増収となり、原材料費率が改善した半面、人件費が上昇した。創業者に対する特別功労金を特別損失に計上したことも響いた。

■パスコ <9232>  2,057円  +400 円 (+24.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 パスコ<9232>はカイ気配。5日の取引終了後、セコム<9735>と伊藤忠商事<8001>から非公開化を目的としたTOBを受けたことを明らかにした。TOB価格が1株2140円であることから、これにサヤ寄せする格好となっている。TOB成立後の持ち株比率は、現在の親会社であるセコムが75%、パスコ株の取得・所有を目的に伊藤忠が設立したISフロンティアパートナーズが25%となる見通し。買い付け予定数は407万9186株(上限・下限設定なし)、買い付け期間は9月6日から10月22日まで。これを受け、東京証券取引所は5日付でパスコ株を監理銘柄(確認中)に指定した。

■Unipos <6550>  153円  +25 円 (+19.5%)  11:30現在
 Unipos<6550>が大幅続伸となっている。同社は5日、事業承継前後の組織に特化したカルチャー変革サービス「カルチャー変革for跡継ぎ」の提供を開始すると発表しており、これが材料視されているようだ。このサービスでは、カルチャー変革を実現した企業との対話・見学の機会、カルチャー変革実行フェーズにおけるアプローチ、ITシステム、カルチャー変革を魅せるコンテンツ制作などを提供するとしている。

■坪田ラボ <4890>  502円  +80 円 (+19.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 坪田ラボ<4890>はストップ高カイ気配。同社は慶応大学発のバイオベンチャーで主に近視領域の医薬品や医療機器を研究開発している。5日取引終了後、中国眼科用医薬品メーカー大手のShenyang Xingqi Pharmaceuticalと特定地域における特定の特許の独占実施権を付与する特許ライセンス契約を締結することを決議したと発表、これを材料視する形で投資資金が集中している。契約金総額は26億800万円(8月30日時点の1ドル=144円89銭で換算)で、これは期初計画に織り込んでおり25年3月期の業績予想に与える影響については軽微としているが、今後の展開力も考慮した業容拡大効果に期待する買いを呼びこんでいる。

■MRT <6034>  1,014円  +150 円 (+17.4%) ストップ高   11:30現在
 MRT<6034>が連日ストップ高に買われている。前日はドクイティ社(シンガポール)との資本・業務提携が評価されたのに続き、この日は5日取引終了後にグループ会社で医療スタートアップのメドリングが医療MaaSを活用したスマート在宅医療の実証実験をインドネシアで開始すると発表したことが好感されているようだ。MRT及びわかさクリニックグループなどの日系医療機関と連携し、トヨタ車体の海外関連会社PT.Sugity Creativesからインターネット通信を繋いで診療を行う移動診療車である医療MaaS車両の提供を受け、現地高齢者などをターゲットとした実証実験を実施する。なお、同事業は経済産業省「令和6年度ヘルスケア産業国際展開推進事業」に採択されているという。

■カラダノート <4014>  733円  +100 円 (+15.8%) ストップ高   11:30現在
 カラダノート<4014>がストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社はきょう午前9時ごろ、メドレー<4480>と潜在看護師・介護士の活躍促進に向けた協業を開始したと発表。この協業により、同社は自社のライフイベントデータの潜在有資格者に対し、就業機会を提案し再就職の働きかけといったマッチング支援を行うとしており、これが買い手掛かりとなっているようだ。

●ストップ高銘柄
 大和自動車交通 <9082>  922円  +150 円 (+19.4%) ストップ高   11:30現在
 マーキュリー <5025>  930円  +150 円 (+19.2%) ストップ高   11:30現在
 アドバネクス <5998>  1,011円  +150 円 (+17.4%) ストップ高   11:30現在
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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