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明日の為替相場見通し=米雇用関連指標にらみの展開

 今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、相次いで発表される米雇用関連指標をにらみながらの展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=142円50銭~144円50銭。

 米労働省が4日に公表した7月の雇用動態調査(JOLTS)は、非農業部門の求人件数が767万3000件と約3年半ぶりの低水準となった。同日に米アトランタ連銀のボスティック総裁が「米連邦準備理事会(FRB)が高金利をこれ以上長く維持すべきではない」との見解を示したこともあり、市場ではFRBが今月17~18日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の大幅利下げを決める可能性が意識されドル売り・円買いが入りやすくなっている。日本時間今晩に発表される8月のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用リポートや前週分の米新規失業保険申請件数が、市場予想を上振れる結果となればドル円相場は値を戻しそうだが、8月の米雇用統計の発表を6日に控えているとあって上値は抑制されそうだ。なお、今晩には4~6月期の米労働生産性指数・改定値、8月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値、8月の米サプライマネジメント協会(ISM)サービス業景況感指数の発表も予定されている。

出所:MINKABU PRESS

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