話題株ピックアップ【夕刊】(3):ALSOK、ワールド、トヨタ
■綜合警備保障 <2331> 1,027円 +0.5 円 (+0.1%) 本日終値
ALSOK<2331>はしっかり。4日取引終了後、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>傘下でビルメンテナンス事業を営むカンソーの全株式を取得し、子会社化すると発表した。主力の警備事業以外に手掛けている建物の維持管理などに対応するファシリティマネジメント事業において、関西圏での更なる拡大、強化を図る狙い。株式譲渡実行日は12月1日の予定。
■ワールド <3612> 1,908円 -54 円 (-2.8%) 本日終値
ワールド<3612>は冴えない。4日の取引終了後に発表した8月度の国内小売事業の月次売上概況で、既存店売上高は前年同月比2.3%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったものの、これを好材料視する動きは限定的のようだ。8月最終週の大型台風に備えた臨時休業店や時短営業店として、西日本エリアの延べ504店舗がその影響を受けたものの、休日数が前年より1日多い影響が約1.7%あったことに加えて、猛暑日が多かったことから夏物商品が引き続き底堅く推移した。また、中旬からは秋物商材のフェイス拡大に伴う鮮度アップが奏功してプロパー商品群の稼働が一気に活発となった。
■トヨタ自動車 <7203> 2,616円 -58 円 (-2.2%) 本日終値
トヨタ自動車<7203>が3日続落。前日は3.5%安に売られたが、終値換算でPBRが会社解散価値と同水準の1倍ちょうどとなっており、ここからの値動きが注目される場面。きょうは1倍を下回っての推移となっている。足もと外国為替市場で1ドル=143円台前半まで円高が進んでいることから、同社株をはじめ為替感応度の高い自動車セクターには向かい風が強い。特に対ドル1円の変動で営業利益が500億円変動するといわれる同社にとって、目先の為替動向が株価に与える影響も大きくなっている。なお、25年3月期の同社の想定為替レートは1ドル=145円(通期ベース)となっており、実勢はこれよりも1円以上円高に振れている。
■三菱UFJ <8306> 1,485.5円 -23.5 円 (-1.6%) 本日終値
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、第一生命ホールディングス<8750>などメガバンクや大手生保は売りに押される展開。ここ米景気失速への警戒感から米長期金利が低下基調にあり、前日は終値ベースで3.75%台まで低下、これは8月5日以来1カ月ぶりとなる。また、国内でも長期金利は低下基調にあり、きょうは新発10年債利回りが0.870%まで水準を下げている。これは取引時間中ベースでは8月16日以来となる。日米ともに長期金利低下に伴い運用利ザヤが取りにくくなることで、大手金融株にはマイナス方向に作用している。
■日本製鉄 <5401> 3,151円 -12 円 (-0.4%) 本日終値
日本製鉄<5401>は売り買い交錯。日本製鉄による米USスチール<X>買収を巡り、バイデン米大統領が買収計画の阻止を正式発表する準備を行っていると、米ワシントン・ポストなど複数の欧米メディアが4日報じた。これを受け、きょうの東京株式市場で同社株は強弱感が入り交じる展開となった。
■ジェリビンズ <3070> 129円 +30 円 (+30.3%) ストップ高 本日終値
ジェリービーンズグループ<3070>が後場ストップ高。同社は9月1日にアマガサから商号変更した。5日午前11時45分、サステナブル事業協業に向けた業務提携に関する基本合意書の締結を発表。これを手掛かり視した買いが集まった。NTT<9432>グループの電気通信機器・資材などの輸送やコンクリート電柱のリサイクルなどを手掛ける近畿電電輸送(大阪府寝屋川市)が行う廃太陽光パネルの運搬回収・リユース・リサイクル事業において協業を進める方針。近畿電電輸送は廃太陽光パネルガラスから発生するアンチモンなどを無害化し、多孔質ガラス発泡材への二次製品化を可能とする技術を持つ。二次製品化した「POROUSα」は水質・土壌の改良や防草対策に役立つといい、販売先の紹介や一般ユーザー向けの開拓などで協業する。
■MRT <6034> 864円 +150 円 (+21.0%) ストップ高 本日終値
MRT<6034>はストップ高。4日取引終了後、東南アジア最大の医師向けプラットフォームを運営するDOCQUITY HOLDINGS(ドクイティ社、シンガポール)の株式を伊藤忠商事<8001>から一部取得し、ドクイティ社と資本・業務提携すると発表。これが買い材料視された。伊藤忠の支援のもと、両社は東南アジア圏での医療人材紹介事業の発展や、日本国内でのMRTグループ会員に向けたコンテンツ提供を行う。MRTは10月中旬をメドにドクイティ社の発行済み株式の7.5%にあたる議決権付き優先出資株式を取得する。伊藤忠はドクイティ社と2019年に資本・業務提携し、22年に関連会社化した。
■ベステラ <1433> 996円 +109 円 (+12.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
ベステラ<1433>が反発。5日午前11時、25年1月期の連結業績予想の修正を発表した。通期の経常利益予想を5000万円増額して6億5000万円(前期比59.7%増)、最終利益予想を8000万円増額して4億8000万円(同2.1倍)に引き上げており、これを好感した買いが株価を押し上げたようだ。第2四半期累計(2~7月)期間において、電力や石油・石油化学分野で新規顧客の獲得と工事の受注が進んだ。豊富な解体需要や受注残高がある状況において、政策保有株式の縮減方針を踏まえた株式の一部売却による影響や、匿名組合契約終了に伴う営業外収益が寄与する。工事の進捗率における不確定要素などを考慮し、通期の売上高と営業利益の見通しは据え置いた。
●ストップ高銘柄
スペースマーケット <4487> 352円 +80 円 (+29.4%) ストップ高 本日終値
イシン <143A> 1,551円 +300 円 (+24.0%) ストップ高 本日終値
メタプラネット <3350> 1,140円 +150 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値
マーキュリー <5025> 780円 +100 円 (+14.7%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
ぷらっとホーム <6836> 3,830円 -700 円 (-15.5%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース
ALSOK<2331>はしっかり。4日取引終了後、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>傘下でビルメンテナンス事業を営むカンソーの全株式を取得し、子会社化すると発表した。主力の警備事業以外に手掛けている建物の維持管理などに対応するファシリティマネジメント事業において、関西圏での更なる拡大、強化を図る狙い。株式譲渡実行日は12月1日の予定。
■ワールド <3612> 1,908円 -54 円 (-2.8%) 本日終値
ワールド<3612>は冴えない。4日の取引終了後に発表した8月度の国内小売事業の月次売上概況で、既存店売上高は前年同月比2.3%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったものの、これを好材料視する動きは限定的のようだ。8月最終週の大型台風に備えた臨時休業店や時短営業店として、西日本エリアの延べ504店舗がその影響を受けたものの、休日数が前年より1日多い影響が約1.7%あったことに加えて、猛暑日が多かったことから夏物商品が引き続き底堅く推移した。また、中旬からは秋物商材のフェイス拡大に伴う鮮度アップが奏功してプロパー商品群の稼働が一気に活発となった。
■トヨタ自動車 <7203> 2,616円 -58 円 (-2.2%) 本日終値
トヨタ自動車<7203>が3日続落。前日は3.5%安に売られたが、終値換算でPBRが会社解散価値と同水準の1倍ちょうどとなっており、ここからの値動きが注目される場面。きょうは1倍を下回っての推移となっている。足もと外国為替市場で1ドル=143円台前半まで円高が進んでいることから、同社株をはじめ為替感応度の高い自動車セクターには向かい風が強い。特に対ドル1円の変動で営業利益が500億円変動するといわれる同社にとって、目先の為替動向が株価に与える影響も大きくなっている。なお、25年3月期の同社の想定為替レートは1ドル=145円(通期ベース)となっており、実勢はこれよりも1円以上円高に振れている。
■三菱UFJ <8306> 1,485.5円 -23.5 円 (-1.6%) 本日終値
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、第一生命ホールディングス<8750>などメガバンクや大手生保は売りに押される展開。ここ米景気失速への警戒感から米長期金利が低下基調にあり、前日は終値ベースで3.75%台まで低下、これは8月5日以来1カ月ぶりとなる。また、国内でも長期金利は低下基調にあり、きょうは新発10年債利回りが0.870%まで水準を下げている。これは取引時間中ベースでは8月16日以来となる。日米ともに長期金利低下に伴い運用利ザヤが取りにくくなることで、大手金融株にはマイナス方向に作用している。
■日本製鉄 <5401> 3,151円 -12 円 (-0.4%) 本日終値
日本製鉄<5401>は売り買い交錯。日本製鉄による米USスチール<X>買収を巡り、バイデン米大統領が買収計画の阻止を正式発表する準備を行っていると、米ワシントン・ポストなど複数の欧米メディアが4日報じた。これを受け、きょうの東京株式市場で同社株は強弱感が入り交じる展開となった。
■ジェリビンズ <3070> 129円 +30 円 (+30.3%) ストップ高 本日終値
ジェリービーンズグループ<3070>が後場ストップ高。同社は9月1日にアマガサから商号変更した。5日午前11時45分、サステナブル事業協業に向けた業務提携に関する基本合意書の締結を発表。これを手掛かり視した買いが集まった。NTT<9432>グループの電気通信機器・資材などの輸送やコンクリート電柱のリサイクルなどを手掛ける近畿電電輸送(大阪府寝屋川市)が行う廃太陽光パネルの運搬回収・リユース・リサイクル事業において協業を進める方針。近畿電電輸送は廃太陽光パネルガラスから発生するアンチモンなどを無害化し、多孔質ガラス発泡材への二次製品化を可能とする技術を持つ。二次製品化した「POROUSα」は水質・土壌の改良や防草対策に役立つといい、販売先の紹介や一般ユーザー向けの開拓などで協業する。
■MRT <6034> 864円 +150 円 (+21.0%) ストップ高 本日終値
MRT<6034>はストップ高。4日取引終了後、東南アジア最大の医師向けプラットフォームを運営するDOCQUITY HOLDINGS(ドクイティ社、シンガポール)の株式を伊藤忠商事<8001>から一部取得し、ドクイティ社と資本・業務提携すると発表。これが買い材料視された。伊藤忠の支援のもと、両社は東南アジア圏での医療人材紹介事業の発展や、日本国内でのMRTグループ会員に向けたコンテンツ提供を行う。MRTは10月中旬をメドにドクイティ社の発行済み株式の7.5%にあたる議決権付き優先出資株式を取得する。伊藤忠はドクイティ社と2019年に資本・業務提携し、22年に関連会社化した。
■ベステラ <1433> 996円 +109 円 (+12.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
ベステラ<1433>が反発。5日午前11時、25年1月期の連結業績予想の修正を発表した。通期の経常利益予想を5000万円増額して6億5000万円(前期比59.7%増)、最終利益予想を8000万円増額して4億8000万円(同2.1倍)に引き上げており、これを好感した買いが株価を押し上げたようだ。第2四半期累計(2~7月)期間において、電力や石油・石油化学分野で新規顧客の獲得と工事の受注が進んだ。豊富な解体需要や受注残高がある状況において、政策保有株式の縮減方針を踏まえた株式の一部売却による影響や、匿名組合契約終了に伴う営業外収益が寄与する。工事の進捗率における不確定要素などを考慮し、通期の売上高と営業利益の見通しは据え置いた。
●ストップ高銘柄
スペースマーケット <4487> 352円 +80 円 (+29.4%) ストップ高 本日終値
イシン <143A> 1,551円 +300 円 (+24.0%) ストップ高 本日終値
メタプラネット <3350> 1,140円 +150 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値
マーキュリー <5025> 780円 +100 円 (+14.7%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
ぷらっとホーム <6836> 3,830円 -700 円 (-15.5%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
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