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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):スマレジ、積水化、アインHD

スマレジ <日足> 「株探」多機能チャートより
■スマレジ <4431>  2,427円  +45 円 (+1.9%)  本日終値
 スマレジ<4431>が反発。4日の取引終了後に発表した8月度の月次登録店舗数で、iPadなどのタブレットを利用したクラウドPOSレジ「スマレジ」の有料プラン登録店舗数が前月比545店舗増の3万7936店舗となり、順調に積み上がっていることが好感された。

■積水化学工業 <4204>  2,224円  +41 円 (+1.9%)  本日終値
 積水化学工業<4204>が反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「シャープ堺工場(堺市)の一部取得を検討していることが4日わかった」と報じられており、好材料視された。記事によると、工場内の本社棟と19年11月に稼働を停止した旧太陽電池工場が対象としており、積水化が事業化を目指すペロブスカイト太陽電池の生産拠点にするとみられ、経済産業省も補助金などで支援する見通しという。ペロブスカイト太陽電池は次世代太陽電池として期待が大きいことから、株式市場でも同件への関心が高まっているようだ。

■アインホールディングス <9627>  5,404円  +96 円 (+1.8%)  本日終値
 アインホールディングス<9627>が3日続伸。4日の取引終了後、25年4月期の連結業績予想について、売上高を4150億円から4535億円(前期比13.4%増)へ、営業利益を178億円から193億6000万円(同5.2%減)へ、純利益を91億8000万円から100億円(同12.3%減)へ上方修正したことが好感された。第1四半期において、ファーマシー事業で高額医薬品の処方により処方箋単価が上昇し、処方箋枚数も堅調に推移していることや、リテール事業で客数が好調に推移するとともに、注力するアジアンコスメや高価格帯コスメなどの売り上げが伸長し単価が上昇していることが要因。また、8月20日付でインテリア・雑貨小売販売を行うFrancfrancがグループ入りしたことも寄与する。同時に発表した第1四半期(5~7月)決算は、売上高1036億300万円(前年同期比9.5%増)、営業利益27億5700万円(同23.6%減)、純利益16億4200万円(同23.3%減)だった。ファーマシー事業、リテール事業ともに売り上げを伸ばしたものの、調剤報酬改定の影響などで減益を余儀なくされた。

■ギフトホールディングス <9279>  2,583円  +46 円 (+1.8%)  本日終値
 ギフトホールディングス<9279>が5日ぶりに反発。4日の取引終了後に発表した8月度の直営店売上速報で、既存店売上高が前年同月比11.4%増となり、増収基調が続いていることが好感された。西日本で過去最高の平均気温を記録するなど、前年に続き全国的に猛暑となったが、休日が1日多かったことに加えて、先月の価格改定による客足への影響がなく、客数が同4.6%増と伸長したことが寄与した。なお、全店売上高は同29.0%増だった。

■力の源ホールディングス <3561>  1,158円  +18 円 (+1.6%)  本日終値
 力の源ホールディングス<3561>が大幅反発。同社は5日、8月の月次業績動向を発表した。国内の既存店売上高は前年同月比5.5%増と、伸び率は前月から鈍化したものの、増収基調を維持した。株価は4月以降、下降トレンドに入り、8月5日に年初来安値をつけた後は安値圏でのもみ合いを続けていた。全店売上高は同11.1%増と2ケタ成長を継続しており、業況を踏まえて値頃感を意識した買いが入ったようだ。8月は台風の影響により一部店舗で休業や時間短縮営業を余儀なくされ、既存店の客数は同0.3%減となった。

■オンワード <8016>  535円  +7 円 (+1.3%)  本日終値
 オンワードホールディングス<8016>が反発。4日の取引終了後に発表した8月度の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比8.0%増と、30カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。月を通して平年より気温が高く推移したことから、接触冷感やUVケアなどの機能性素材を使用した実需アイテム(カットソーやニット、ワンピースなど)の販売が好調に推移した。月末には大型台風の影響により、西日本エリアの店舗を中心に売り上げの落ち込みがみられたものの、オーダーメイドブランド「KASHIYAMA」を展開するオンワードパーソナルスタイルの大幅な伸長なども寄与した。なお、全店売上高は同9.2%増だった。

■すかいらーく <3197>  2,269.5円  +25 円 (+1.1%)  本日終値
 すかいらーくホールディングス<3197>は全体波乱相場のなか強さを発揮し上値を指向。前日に日経平均株価は1600円を超える暴落をみせるなか、ほぼ横ばい圏ともいえるわずかな下げにとどまった。国内の外食産業は値上げ効果もあって堅調に売り上げを伸ばす企業が多い。ファミリーレストラン最大手の同社もその一角を担っており、前日発表した8月既存店売上高は前年同月比13.4%増と2ケタ伸長で増収基調を継続している。円高進行でハイテク株が売りに押されるなか、円高を追い風とする内需好業績株の代表格として市場の注目度が高まっているもようだ。

■GENDA <9166>  2,622円  +23 円 (+0.9%)  本日終値
 グロース市場の株価の戻りが目立っている。市場では「米長期金利が低下傾向にあり、今月開かれるFOMCでFRBが場合によっては0.5%の利下げに動く可能性も意識されている。過去の例を引いても金融緩和局面では小型成長株が買われやすく、東京市場でもこれまで低迷を強いられ信用買い残の整理が劇的に進んだグロース市場に着目する動きが強まっている」(中堅証券ストラテジスト)と指摘されている。今日は時価総額上位の主力どころでGENDA<9166>、タイミー<215A>、フリー<4478>、インテグラル<5842>、カバー<5253>などが総じて上昇している。

■大戸屋ホールディングス <2705>  5,190円  +30 円 (+0.6%)  本日終値
 大戸屋ホールディングス<2705>はしっかり。4日取引終了後、8月度の月次売上高を発表。既存店売上高は前年同月比9.8%増と引き続きプラス基調を維持した。全店ベースでは同8.5%増だった。

■アークランズ <9842>  1,716円  +7 円 (+0.4%)  本日終値
 アークランズ<9842>がしっかり。4日の取引終了後に発表した8月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比5.6%増と5カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。なお、外食事業のかつや既存店売上高は同3.0%増となり、3カ月連続で前年実績を上回った。

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