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東京株式(前引け)=急落、米株安受けほぼ全面安商状に

 4日前引けの日経平均株価は前営業日比1280円72銭安の3万7405円59銭と急落。前場のプライム市場の売買高概算は9億5877万株、売買代金概算は2兆4506億円。値上がり銘柄数は175、対して値下がり銘柄数は1444、変わらずは26銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の米株市場がハイテク株中心に大幅安となったことを受け、リスク回避の売り圧力が一気に強まった。半導体関連の主力銘柄への売りが目立ち全体相場の下げを助長、日経平均の下げ幅は一時1500円を上回る場面があった。前日発表された8月の米ISM製造業景況感指数が市場コンセンサスを下回る低調な数値となったことから、米景気減速に対する懸念が再び強まっている。米株市場では画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が急落したことで投資家心理を冷やし、東京市場にもリスク回避ムードが広がった。外国為替市場で1ドル=145円近辺まで円高が進んだことも利食い急ぎの動きを助長している。個別株も前引け時点でプライム市場の9割近い銘柄が値を下げる全面安商状となっている。

 個別では売買代金首位のレーザーテック<6920>が売られたほか、同2位のディスコ<6146>の下げも目立っている。ソフトバンクグループ<9984>も大きく値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクの下落が目立ち、ファーストリテイリング<9983>も安い。サンウェルズ<9229>が値下がり率トップに売り込まれたほか、KOKUSAI ELECTRIC<6525>も急落した。半面、ニトリホールディングス<9843>が高く、イオン<8267>、花王<4452>などもしっかり。富士ソフト<9749>、システムサポート<4396>などが大幅高に買われ、バンダイナムコホールディングス<7832>も強い動き。

出所:MINKABU PRESS

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