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【市況】株価指数先物【昼】 日経225先物は一気に25日線水準まで売られる


 日経225先物は11時30分時点、前日比1380円安の3万7410円(-3.55%)前後で推移。寄り付きは3万7500円と、シカゴ日経平均先物(3万7595円)にサヤ寄せする形から、大幅に下落して始まった。売り一巡後は3万7570円まで下げ渋る動きもみられたが、中盤にかけて下へのバイアスが強まり、一時3万7110円まで売られた。中盤以降はショートカバーの動きも入り下落幅を縮めているが、3万7300円~3万7500円辺りでの不安定な値動きである。

 米国市場でのハイテク株を中心とした下げの影響から、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が大きく売られており、日経平均株価を押し下げている。また、為替市場ではドル円が円高に振れて推移していることが輸出関連株の売りにつながっており、東証プライムの9割近い銘柄が下落した。日経225先物は3万7110円まで下落し、200日移動平均線(3万7290円)を割り込み、25日線(3万7100円)水準まで売られた。明確なボトムは確認できないものの、いったんは一巡感が意識されてきそうだ。25日線を明確に割り込んでくるようだとロング解消の動きが加速する可能性を警戒しつつ、短期的には押し目狙いのロングが入りやすい水準である。

 NT倍率は先物中心限月で14.05倍に低下した。14.11倍辺りに位置している75日線を下回ってきた。後場はリバランスが入るかが注目されるところであり、75日線が抵抗線に変わるようだと、NTショートでのスプレッド狙いの動きが強まる可能性がありそうだ。

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