カンロ Research Memo(10):グミの生産体制を強化
■トピックス
1. 英文アニュアルレポート
カンロ<2216>は、2021年から外国人投資家や海外の大口取引先等、あらゆるステークホルダーに必要な情報をまとめたIR冊子「アニュアルレポート」(英語版)を発刊しており、2024年も「和」をテーマとし、花札をモチーフとした「アニュアルレポート2023(英文)」を発行した。花札は200年以上前から存在し、日本の花鳥風月が描かれたカードゲームで、人々の生活に楽しみを与え、長く愛され続けてきた。同社は、その花札に自社の目指す姿を重ねている。
2. グミの生産体制強化
昨今グミ市場は拡大傾向が継続しているため、グミの生産体制を強化する。同社は、既に2023年1月に松本工場グミ棟の拡張に着手しており、2024年10月から稼働する予定である。同グミ棟の稼働により、松本工場のグミ生産能力は2023年度比で約30%増加し、全工場ベースでは約14%増加する見込みである。さらに、KV2030実現に向けては、生産能力の大幅な増強を目的とした新工場建設を検討している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
《SO》
提供:フィスコ