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話題株ピックアップ【昼刊】:ジーエヌアイ、不二製油G、SOMPO

■ジーエヌアイグループ <2160>  2,358円  +118 円 (+5.3%)  11:30現在
 28日に発表した「日本アジア投資と業務提携」が買い材料。
 日本アジア投資 <8518> と業務提携。国内外企業を投資対象とするファンド組成と管理運営などで連携する。

■不二製油グループ本社 <2607>  3,247円  +136 円 (+4.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率7位
 不二製油グループ本社<2607>は大幅続伸し、年初来高値を更新している。SMBC日興証券が同社の投資評価を前回の「2(中立)」から「1(強気)」に引き上げ、目標株価も前回の3000円から3800円に増額したことが好材料視されているようだ。レポートでは、カカオ豆の高騰で商機を掴み、収益力は構造的に上昇しそうだと報告。カカオ豆は不可逆的に価格水準が切り上がった可能性が高く、チョコレート用油脂(CBE)への強い需要が続くとみている。また、経営の変革姿勢(ROIC経営を強化)も評価している。

■群馬銀行 <8334>  956.8円  +29.9 円 (+3.2%)  11:30現在
 群馬銀行<8334>が3日続伸している。28日の取引終了後、取得総数700万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.80%)、取得総額50億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。株主還元姿勢を評価した買いが入ったようだ。取得期間は29日から10月18日。あわせて自己株式1000万株を10月31日に消却する予定であることも開示した。

■大阪製鐵 <5449>  3,145円  +80 円 (+2.6%)  11:30現在
 大阪製鐵<5449>が反発している。アクティビスト(物言う株主)として知られるストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)が大阪製鐵の株式を買い増していたことが28日取引終了後に判明し、思惑視されたようだ。同日、関東財務局に提出された変更報告書によると、ストラテジックの保有割合は7.43%から8.48%に上昇した。保有目的は「純投資及び状況に応じて重要提案行為等を行うこと」としている。報告義務発生日は21日。

■SOMPO <8630>  3,420円  +86 円 (+2.6%)  11:30現在
 SOMPOホールディングス<8630>がしっかり。東京海上ホールディングス<8766>が買われ、東証の業種別指数で保険業が上昇率トップとなっている。日本経済新聞電子版は29日、「金融庁は保険会社に対し、公正な競争を阻害しうる営業目的で株式を保有することを認めないようルール化する」と報じた。損保大手は政策保有株式をゼロにすると宣言したものの、実際に交渉に入ると売却に抵抗する企業が多く、「岩盤株」の売却を促すためにルール面から後押しするという。損保株には、政策保有株の圧縮が加速することで資本効率が一段と向上すると期待した投資家の買いが入ったようだ。

■富士通ゼネラル <6755>  1,927.5円  +48.5 円 (+2.6%)  11:30現在
 富士通ゼネラル<6755>は反発。SMBC日興証券が28日付で投資評価を「2」から「1」へ、目標株価を2100円から2300円へ引き上げたことが買い材料視されている。同証券によると、北米での在庫調整一巡による需要回復とインドでの高い市場成長がみられるなか、低迷が続いている欧州でも最悪期は脱しつつあると指摘。ファンダメンタルズの改善によって26年3月期に向けた業績拡大確度は高いとみている。

■霞ヶ関キャピタル <3498>  14,740円  +220 円 (+1.5%)  11:30現在
 霞ヶ関キャピタル<3498>が3日ぶりに反発。28日の取引終了後、静岡県袋井市に物流施設(冷凍自動倉庫)の開発用地を取得したと発表しており、これが好材料視されているようだ。今回のプロジェクトは同社における冷凍自動倉庫開発プロジェクトとしては最大規模となるという。敷地面積は約4万2000平方メートル。24年8月期業績に与える影響は軽微としているが、今後業績に重要な影響を及ぼすことが明らかになった場合は速やかに公表するとしている。また、東京都渋谷区に自社グループで展開するホテルブランドの開発用地を取得したことも明らかにしている。

■理研ビタミン <4526>  2,636円  +24 円 (+0.9%)  11:30現在
 理研ビタミン<4526>が底堅い。28日の取引終了後、タイとベトナムに子会社を設立すると発表した。海外事業の拡大を期待した買いが入ったようだ。これまで東南アジア地域ではシンガポールに設立した100%子会社が食品用改良剤の拡販を進めていた。同地域のなかでも市場のニーズが多様化・高度化するタイと、市場の拡大が見込まれているベトナムにおいて、販売体制を強化する。タイとベトナムでの子会社設立は来年1月を予定する。

■東武鉄道 <9001>  2,492円  +10 円 (+0.4%)  11:30現在
 東武鉄道<9001>は堅調。28日の取引終了後、710万株(自己株式を除く発行済み株数の3.42%)を上限に、29日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。これが株価の下支え材料になっている。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、東武は29日に予定通り710万株を取得した。なお、取得した株式は9月5日付で消却する。また、現在保有している自社株242万718株(7月末時点)のうち、150万株も同日付で消却する予定。

■システナ <2317>  396円  +1 円 (+0.3%)  11:30現在
 システナ<2317>が反発している。28日の取引終了後、7月度の月次概況速報を開示した。同月度の売上高は前年同月比13.6%増の66億3800万円、営業利益は同33.2%増の9億300万円と、ともに2ケタの伸びを示しており、堅調な業況を好感した買いが入ったようだ。事業別ではソリューションデザイン事業が減収となったが、同事業は営業増益で着地した。ビジネスソリューション事業の売上高と営業利益が伸びたほか、次世代モビリティ事業も増収増益となった。

■イズミ <8273>  3,159円  -311 円 (-9.0%)  11:30現在  東証プライム 下落率2位
 イズミ<8273>は大幅安。28日取引終了後、これまで未公表としていた25年2月期連結業績予想について売上高(営業収益)を前期比11.9%増の5273億円、営業利益を同15.7%減の265億円と発表した。減益見通しとなったことが売り材料視されている。西友の九州事業承継が業績に寄与する一方、利益面ではM&Aに伴う経費増加やランサムウェア感染被害の影響などが響く見込み。同時に発表した3~5月期決算は売上高が前年同期比4.8%減の1087億8400万円、営業利益が同28.7%減の58億1100万円だった。

■サイゼリヤ <7581>  5,110円  -150 円 (-2.9%)  11:30現在
 サイゼリヤ<7581>、ウエストホールディングス<1407>といった8月期決算銘柄に安いものが目立つ。きょう29日は8月期末の配当と株主優待の権利落ち日にあたることから、処分売りの動きが優勢となっているようだ。ホームポジション<2999>、ヤマトインターナショナル<8127>、JESCOホールディングス<1434>、ライトオン<7445>なども下落している。

■スギホールディングス <7649>  2,573円  -47.5 円 (-1.8%)  11:30現在
 スギホールディングス<7649>が冴えない。28日、子会社のスギ薬局において、調剤過誤事案に関する民事訴訟が提起されたと発表。これをネガティブ視した売りが出ている。誤調剤によって服薬した顧客が2022年5月に死亡した。同社は訴訟に対し誠実に対応するとしたうえで、店舗管理を徹底し、再発防止に向けて取り組むとしている。

■アドバンテスト <6857>  6,348円  -33 円 (-0.5%)  11:30現在
 アドバンテスト<6857>が反落している。米エヌビディア<NVDA>が現地時間28日に発表した24年5~7月期決算は、売上高が前年同期比2.2倍の300億4000万ドル、純利益は同2.7倍の165億9900万ドルとなった。ともに市場予想を上回る水準で着地し、8~10月期の売上高は325億ドルとなる見通しを示したが、一部の投資家にとっては物足りないと受け止められたようだ。米国市場の引け後の時間外取引でエヌビディアの株価が下落したことを受け、アドテストなど半導体関連株に下押し圧力が掛かっている。ディスコ<6146>が売られ、東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>、SCREENホールディングス<7735>が安い。

■日本アジア投資 <8518>  268円  +50 円 (+22.9%) 一時ストップ高   11:30現在
 日本アジア投資<8518>がマドを開けて急騰し、年初来高値を更新している。28日の取引終了後、ジーエヌアイグループ<2160>と国内外企業を投資対象とするファンド組成と管理運営などで業務提携すると発表しており、これが好感されているようだ。ジーエヌアイのネットワークを介し、国内外の投資家の資金を自社のファンドを通じて主に国内企業へ投資し、また投資先企業の製品をジーエヌアイやそのグループ会社を通じて海外市場に展開するという。このほか、投資会社のグロースパートナーズ(東京都目黒区)と業務提携することも明らかにしている。

■アクリート <4395>  771円  +100 円 (+14.9%) ストップ高   11:30現在
 アクリート<4395>が反発。28日取引終了後、「音声・顔画像分析サービス」などのAI技術を活用した新たな事業を開始すると発表した。認証関連技術で高い実績を持つシンガポール企業との取り組みにより実現したもので、同企業が提供する音声・顔画像分析サービスをアクリートとズノー・メディアソリューション(9月2日付でアクリートが子会社化)がOEM供給を受け、自社製品「ANOTHER AI(アナザーアイ)」として販売する計画。これが買い手掛かりとなっている。

●ストップ高銘柄
 雨風太陽 <5616>  945円  +150 円 (+18.9%) ストップ高   11:30現在
 MX前向き <1485>  47,790円  +7,000 円 (+17.2%) ストップ高   11:30現在
 T.S.I <7362>  1,141円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 ゼネラル・オイスター <3224>  1,297円  -400 円 (-23.6%) ストップ安売り気配   11:30現在
 ホームポジション <2999>  467円  -110 円 (-19.1%) ストップ安   11:30現在
 以上、2銘柄

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