新興市場銘柄ダイジェスト:PSSは大幅に3日続落、ドリコムがストップ高
<7707> PSS 376 -34
大幅に3日続落。東証が28日から信用取引に関する規制措置を強化したことが嫌気され、売り優勢となっている。新規の売付及び買付に係る委託保証金率が70%以上(うち現金40%以上)となった。日証金も増担保金徴収措置を強化している。プレシジョン・システム・サイエンスは、独SMD GmbH社製のPCR試薬を国内市場に向けて販売開始すると27日に開示したが、買いに転じるまでには至っていないようだ。
<4881> ファンペップ 227 +50
ストップ高。ファンペップと大阪大学が共同で出願した特許が米特許商標庁に登録されたことが明らかになり、買い材料視されている。特許の名称は「疾患の原因となる生物学的タンパク質を標的とした結合型ワクチン」で、要旨によると、抗原性の低いタンパク質を使用して有効な抗体産生を誘導することが可能。ファンペップは、花粉症を対象疾患とする抗体誘導ペプチド「FPP004X」に関する独占ライセンス契約を大阪大学と締結している。
<3793> ドリコム 1101 +150
ストップ高。25年春からスマートフォン向けリアルライフ宝探しゲーム「Disney STEP(ディズニーステップ)」のリリースを予定していると27日に発表し、引き続き買い材料視されている。位置情報機能を活用したゲームアプリで、ゲーム内に登場するミッキーたちと一緒に宝探しを楽しめる。正式リリースに先駆け、27日から公式サイトで参加プレイヤーの募集を開始しているほか、9月26日から先行体験を実施する。
<4572> カルナバイオ 423 -21
伸びきれず反落。カルナバイオサイエンスが創出した新規脂質キナーゼDGKα阻害剤のプログラムに関連し、導出先である米ギリアド社と共同出願した特許が欧州特許庁から特許査定を受けたと発表している。カルナバイオサイエンスは開発状況や上市などの進捗に応じてギリアド社からマイルストーン・ペイメントを受け取るほか、開発された医薬品の上市後の売上高に応じたロイヤリティを受け取ることになっている。
<4259> エクサウィザーズ 323 -4
伸びきれず反落。東北電力<9506>とAIを利活用したサービスによる社会課題解決に向け、協業を開始すると発表している。東北電力の持つデータや顧客基盤等の事業アセット、エクサウィザーズのデジタルやAI領域のサービス企画力、DX人材育成ノウハウなどを相互に活かし、新事業の実現や社会課題の解決に迅速に取り組む。東北・新潟の企業や団体の生産性を向上させ、エリア全体の競争力向上に寄与することを目指す。
<6181> タメニー 123 +1
3日続伸。自社が運営する結婚相談所「パートナーエージェント」がフランチャイズ方式店舗の第3号店として水戸店、第4号店として浜松店を9月6日にオープンすると発表している。今後も結婚相談所の運営で培った知見やノウハウをパートナーである加盟店と最大限共有し、直営店と変わらないサービスを加盟店でも提供するとともに、フランチャイズ方式による店舗展開を加速させるとしている。
《ST》
提供:フィスコ