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24年4-6月期【利益倍増】企業はこれだ！〔第2弾〕 29社選出 ＜成長株特集＞
3月期決算企業の25年3月期第1四半期(4-6月)決算がほぼ出そろった。本特集では、22日に配信した「24年4-6月期【利益倍増】企業はこれだ！〔第1弾〕」(時価総額3000億円以上)に続き、22日時点の時価総額が1000億円以上3000億円未満の銘柄(銀行を除く)を対象に、直近3ヵ月実績である4-6月期に経常利益が前年同期と比べて2倍超の大幅増益を達成した29社をリストアップし、増益率の大きい順に並べた。下表では四半期ベースの「増益連続期数」、4-6月期(第1四半期)経常利益の通期計画に対する進捗割合を表す「対通期進捗率」も併せて記した。
増益率トップとなったのは、三井Ｅ＆Ｓ <7003> [東証Ｐ]。24年4-6月期(第1四半期)の経常利益は前年同期比15.7倍の86.5億円に急拡大して着地。舶用エンジンの引き渡しが好調に推移したことや物流システム事業における大型工事の順調な進捗に加え、持ち分法による投資利益が膨らんだことが利益を押し上げた。併せて、25年3月期の期末一括配当を従来計画の12円→18円(前期は5円)に大幅増額修正している。
2位の東芝テック <6588> [東証Ｐ]は製品供給量の回復を背景に複合機の販売が好調だったほか、価格改定や新紙幣対応に伴う特需もあって国内市場向けPOSシステムが伸び、4-6月期は売上高1401億円(前年同期比14.5％増)、経常利益46.2億円(同11.4倍)と2四半期連続の業績高変化を遂げた。
3位にはビル空調衛生や産業空調を主力とする設備工事大手の三機工業 <1961> [東証Ｐ]が入った。4-6月期は建築設備事業で大型案件を中心に繰越工事が順調に進捗したうえ、利益率改善も進み、経常利益は前年同期比5.8倍の20.8億円に急拡大して着地。決算発表と併せて、発行済み株式数の2.82％にあたる150万株または40.5億円を上限とする自社株取得と200万株の自社株消却を実施すると発表している。
続く4位の三井金属鉱業 <5706> [東証Ｐ]は機能材料部門で高密度半導体パッケージ向け銅箔などの販売が増加したほか、円安進行や亜鉛など非鉄金属相場の上昇に伴う在庫要因の好転も寄与し、4-6月期の経常利益は前年同期比5.2倍の261億円と過去最高益を達成した。好調な業績を踏まえ、減益予想だった通期の経常利益を一転して増益見通しに大幅上方修正するとともに、配当も増額修正している。
5位のリログループ <8876> [東証Ｐ]は借上社宅管理事業の管理戸数や福利厚生事業の会員数といったストック基盤が堅調に積み上がったことに加え、日本ハウズイング <4781> [東証Ｓ]のMBO(経営陣が参画する買収)に応募し、持ち分法による投資の売却益187億円を計上したことも利益を大きく押し上げた。併せて、発行済み株式数2.62％にあたる400万株または55億円を上限に自社株買いを実施すると発表したことも好感され、株価は年初来高値圏に浮上している。
10位にリスト入りした電線・ケーブルメーカーのＳＷＣＣ <5805> [東証Ｐ]は堅調な国内建設関連向けの電線需要に加え、電力インフラ向け高収益案件の特需や収益改善施策の進展などでエネルギー・インフラ事業の収益が急拡大し、4-6月期の経常利益は前年同期比2.9倍の46.3億円に膨らんだ。好決算を受けて、株価は19日に約27年8ヵ月ぶりの高値5110円まで上値を伸ばしている。
┌ 経常利益 ┐ 増益 対通期 予想
コード 銘柄名 増益率 4-6月期 連続期数 進捗率 PER
<7003> 三井Ｅ＆Ｓ 1474 8656 1 48.1 3.3
<6588> 東芝テック 1038 4620 2 30.8 9.1
<1961> 三機工 481 2087 4 16.1 13.7
<5706> 三井金 415 26192 1 54.6 6.1
<8876> リログループ 337 26205 1 54.6 8.4 *
<7966> リンテック 286 7590 2 42.2 16.2
<1934> ユアテック 265 1098 2 8.6 12.4
<7226> 極東開発 208 1292 2 19.9 18.0
<6754> アンリツ 194 1254 4 11.4 18.4 *
<5805> ＳＷＣＣ 190 4630 1 35.6 15.9
<1820> 西松建 188 4877 4 27.7 15.6
<5741> ＵＡＣＪ 175 20819 1 - 11.6 *
<9887> 松屋フーズ 170 310 4 8.5 88.0
<7313> ＴＳテック 154 3810 1 16.9 19.1 *
<3110> 日東紡 153 4768 1 29.8 20.9
<6507> シンフォニア 148 2528 1 22.0 13.7
<7518> ネットワン 146 3693 1 17.8 18.2
<1949> 住友電設 141 2182 3 14.5 12.5
<3738> ティーガイア 129 4284 4 30.0 26.2
<1968> 太平電 122 3313 2 23.3 10.8
<8698> マネックスＧ 117 3160 2 - - *
<6457> グローリー 115 9284 1 41.3 12.6
<9003> 相鉄ＨＤ 114 14632 9 50.8 12.6
<6315> ＴＯＷＡ 112 2420 3 19.2 20.6
<4849> エンジャパン 108 1841 1 23.0 10.9
<5930> 文化シヤタ 108 1614 4 10.5 10.8
<9507> 四国電 105 31764 1 66.2 7.3
<8595> ジャフコＧ 104 1735 1 - -
<3962> チェンジＨＤ 101 2285 1 17.8 11.8 *
※経常利益の単位は百万円。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。
※増益連続期数は四半期ベースの連続回数、同一会計基準内が対象。23年4-6月期の経常利益が5000万円未満の企業、および24年4-6月期の最終損益が赤字の企業は除いた。
株探ニュース
増益率トップとなったのは、三井Ｅ＆Ｓ <7003> [東証Ｐ]。24年4-6月期(第1四半期)の経常利益は前年同期比15.7倍の86.5億円に急拡大して着地。舶用エンジンの引き渡しが好調に推移したことや物流システム事業における大型工事の順調な進捗に加え、持ち分法による投資利益が膨らんだことが利益を押し上げた。併せて、25年3月期の期末一括配当を従来計画の12円→18円(前期は5円)に大幅増額修正している。
2位の東芝テック <6588> [東証Ｐ]は製品供給量の回復を背景に複合機の販売が好調だったほか、価格改定や新紙幣対応に伴う特需もあって国内市場向けPOSシステムが伸び、4-6月期は売上高1401億円(前年同期比14.5％増)、経常利益46.2億円(同11.4倍)と2四半期連続の業績高変化を遂げた。
3位にはビル空調衛生や産業空調を主力とする設備工事大手の三機工業 <1961> [東証Ｐ]が入った。4-6月期は建築設備事業で大型案件を中心に繰越工事が順調に進捗したうえ、利益率改善も進み、経常利益は前年同期比5.8倍の20.8億円に急拡大して着地。決算発表と併せて、発行済み株式数の2.82％にあたる150万株または40.5億円を上限とする自社株取得と200万株の自社株消却を実施すると発表している。
続く4位の三井金属鉱業 <5706> [東証Ｐ]は機能材料部門で高密度半導体パッケージ向け銅箔などの販売が増加したほか、円安進行や亜鉛など非鉄金属相場の上昇に伴う在庫要因の好転も寄与し、4-6月期の経常利益は前年同期比5.2倍の261億円と過去最高益を達成した。好調な業績を踏まえ、減益予想だった通期の経常利益を一転して増益見通しに大幅上方修正するとともに、配当も増額修正している。
5位のリログループ <8876> [東証Ｐ]は借上社宅管理事業の管理戸数や福利厚生事業の会員数といったストック基盤が堅調に積み上がったことに加え、日本ハウズイング <4781> [東証Ｓ]のMBO(経営陣が参画する買収)に応募し、持ち分法による投資の売却益187億円を計上したことも利益を大きく押し上げた。併せて、発行済み株式数2.62％にあたる400万株または55億円を上限に自社株買いを実施すると発表したことも好感され、株価は年初来高値圏に浮上している。
10位にリスト入りした電線・ケーブルメーカーのＳＷＣＣ <5805> [東証Ｐ]は堅調な国内建設関連向けの電線需要に加え、電力インフラ向け高収益案件の特需や収益改善施策の進展などでエネルギー・インフラ事業の収益が急拡大し、4-6月期の経常利益は前年同期比2.9倍の46.3億円に膨らんだ。好決算を受けて、株価は19日に約27年8ヵ月ぶりの高値5110円まで上値を伸ばしている。
┌ 経常利益 ┐ 増益 対通期 予想
コード 銘柄名 増益率 4-6月期 連続期数 進捗率 PER
<7003> 三井Ｅ＆Ｓ 1474 8656 1 48.1 3.3
<6588> 東芝テック 1038 4620 2 30.8 9.1
<1961> 三機工 481 2087 4 16.1 13.7
<5706> 三井金 415 26192 1 54.6 6.1
<8876> リログループ 337 26205 1 54.6 8.4 *
<7966> リンテック 286 7590 2 42.2 16.2
<1934> ユアテック 265 1098 2 8.6 12.4
<7226> 極東開発 208 1292 2 19.9 18.0
<6754> アンリツ 194 1254 4 11.4 18.4 *
<5805> ＳＷＣＣ 190 4630 1 35.6 15.9
<1820> 西松建 188 4877 4 27.7 15.6
<5741> ＵＡＣＪ 175 20819 1 - 11.6 *
<9887> 松屋フーズ 170 310 4 8.5 88.0
<7313> ＴＳテック 154 3810 1 16.9 19.1 *
<3110> 日東紡 153 4768 1 29.8 20.9
<6507> シンフォニア 148 2528 1 22.0 13.7
<7518> ネットワン 146 3693 1 17.8 18.2
<1949> 住友電設 141 2182 3 14.5 12.5
<3738> ティーガイア 129 4284 4 30.0 26.2
<1968> 太平電 122 3313 2 23.3 10.8
<8698> マネックスＧ 117 3160 2 - - *
<6457> グローリー 115 9284 1 41.3 12.6
<9003> 相鉄ＨＤ 114 14632 9 50.8 12.6
<6315> ＴＯＷＡ 112 2420 3 19.2 20.6
<4849> エンジャパン 108 1841 1 23.0 10.9
<5930> 文化シヤタ 108 1614 4 10.5 10.8
<9507> 四国電 105 31764 1 66.2 7.3
<8595> ジャフコＧ 104 1735 1 - -
<3962> チェンジＨＤ 101 2285 1 17.8 11.8 *
※経常利益の単位は百万円。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。
※増益連続期数は四半期ベースの連続回数、同一会計基準内が対象。23年4-6月期の経常利益が5000万円未満の企業、および24年4-6月期の最終損益が赤字の企業は除いた。
株探ニュース
