ラクトJPN Research Memo(10):2024年11月期の配当は期初予想を上方修正し76.0円を予定
■株主還元策
ラクト・ジャパン<3139>は株主への利益還元を経営の最重要課題と位置付けており、中長期的な成長実現のために、アジア・チーズ製造販売事業をはじめとする成長への投資と財務体質の強化を両立させながら、安定配当をベースに増配と配当性向の向上を目指している。2022年11月期までは期末の年1回配当を基本方針としてきたが、株主への経営成績に応じた利益還元機会の充実を図るため、2023年11月期から年2回配当を実施することとした。2024年11月期の配当は、1株当たり76.0円(中間配当31.0円、期末配当45.0円)を予定している。決算予想の親会社株主に帰属する当期純利益を上方修正したことに伴い、期初予想の前期比14.0円増配を28.0円増配へ上方修正した。配当性向は25.2%と前期を2.0ポイント上回る予定だ。また、配当に加えて株主優待も実施しており、株式の継続保有年数に応じてQUOカード、またはカタログギフトを年1回進呈している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)
《HN》
提供:フィスコ