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3021 パシフィックネット

東証S
1,232円
前日比
-17
-1.36%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.6 2.21 3.81
時価総額 66.4億円
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PCNET Research Memo(7):ITサブスクリプション事業の年平均成長率は25.5%(2)


■パシフィックネット<3021>の業績動向

4. 財務状況
(1) 財政状態
2024年5月期末における総資産は10,493百万円となり、前期末比2,485百万円増加した。流動資産合計は2,351百万円、固定資産合計は8,142百万円となった。主な要因は、現金及び預金の増加210百万円、売掛金の増加123百万円、レンタル資産(純額)※の増加1,897百万円である。負債合計は前期末比2,163百万円増の7,431百万円となった。主な要因は、1年内返済予定の長期借入金の増加544百万円、長期借入金の増加1,687百万円である。純資産は前期末比322百万円増の3,062百万円となった。主な要因は、当期純利益の計上等による利益剰余金の増加226百万円である。この結果、自己資本比率は29.2%と前期比5ポイント低下した。

※レンタル資産から該当する減価償却累計額を控除したもの。


(2) キャッシュ・フローの状況
2024年5月期末の現金及び現金同等物は1,382百万円となり、前期末比210百万円増加した。営業活動によるキャッシュ・フローは2,521百万円の収入(前期は2,737百万円の収入)となった。主な要因は税金等調整前当期純利益633百万円のほか、減価償却費の計上2,239百万円、売上債権の増加107百万円、棚卸資産の増加41百万円、法人税等の支払255百万円である。投資活動によるキャッシュ・フローは4,412百万円の支出(前期は3,264百万円の支出)となった。主な要因はレンタル資産など有形固定資産の取得による支出4,315百万円である。財務活動によるキャッシュ・フローは2,101百万円の収入(前期は783百万円の収入)となった。主な要因は長期借入金の返済・借入による純増2,231百万円、配当金の支払205百万円である。

2024年5月期の増収増益によりプラスとなった営業活動によるキャッシュ・フローのほか、積極的な長期借入を原資に、サブスクリプション事業向けレンタル資産の増強や設備投資等の成長投資を実行した状況が窺える。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

《SO》

 提供:フィスコ

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