利益成長【青天井】銘柄リスト〔第4弾〕18社選出 <成長株特集>
本特集では、「利益成長“青天井”銘柄リスト」の【第1弾】(8月4日配信)、【第2弾】(8月12日配信)、【第3弾】(8月15日配信)に続くシリーズ第4弾として、8月13日から15日の期間に発表された決算の中から、24年4-6月期に過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益成長が“青天井”状況になっている銘柄を探った。
下表では、時価総額30億円以上の銘柄を対象に、本決算月にかかわらず、24年4-6月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している18社を選び出し、4-6月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップとなったのは、少額投資での不動産クラウドファンディングなどを展開するクリアル <2998> [東証G]。24年4-6月期(第1四半期)はプロ向け不動産ファンド事業「CREAL PRO」で大阪なんばのホテルを売却し、経常利益は8億円と過去最高益を2.1倍も上回って着地。第1四半期実績だけで、通期計画の12.5億円に対する進捗率は64.1%に達しており、業績上振れが期待される。
2位に入ったAnyMind Group <5027> [東証G]の4-6月期(第2四半期)は税引き前利益が5.8億円(前年同期比2.6倍)と3四半期連続の最高益更新を遂げた。国内だけでなくグローバルで新規クリエイターの獲得を強化したことが奏功し、パートナーグロース領域のクリエイター向け成長支援事業の収益が急拡大した。業績好調に伴い、24年12月期通期の同利益予想を大幅上方修正し、3期連続の過去最高益見通しをさらに上乗せした。
続く3位の和心 <9271> [東証G]は消費者の外出機会や訪日外客数の増加を追い風に、和装小物店の来店客数が大きく伸びたほか、店舗関連費用の削減を進めたことも寄与し、4-6月期(第2四半期)の経常利益は1.1億円(前年同期比3.8倍)と26四半期ぶりに過去最高益を塗り替えた。併せて、24年12月期通期の同利益を従来予想の2.1億円から2.6億円へ7期ぶり最高益見通しに上方修正している。
4位のBuySell Technologies <7685> [東証G]の4-6月期(第2四半期)は売上高、経常利益ともに過去最高を大幅に更新した。出張訪問買取事業で好調な中古品の買い取りによって積み上がった在庫の販売が順調に進んだことに加え、全国のショッピングセンターなどを中心に買取店舗を展開するむすび社の買収効果も収益を押し上げた。好調な業績を踏まえ、24年12月期通期の業績見通しと配当計画を上方修正したことも好感され、株価は連日ストップ高で約1年ぶりの高値圏に急浮上している。
7位にリストアップされたラクス <3923> [東証P]の4-6月期(第1四半期)はインボイス制度や電子帳簿保存法を追い風に、クラウド事業で主力サービスの経費精算システム「楽楽精算」や電子請求書発行システム「楽楽明細」の顧客数が大きく増加し、経常利益は前年同期比2.2倍の23.3億円と3四半期連続で過去最高益を更新した。
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 4-6月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<2998> クリアル 111 801 380 32.8 1250 941 28.2
<5027> エニマインド 81.9 584 321 194 1846 628 57.1 *
<9271> 和心 63.9 118 72 7.7 265 246 13.2
<7685> バイセル 38.6 1707 1232 12.7 4140 3672 32.9
<9338> インフォR 38.1 370 268 139 1515 633 21.0
<9346> ココルポート 22.0 250 205 9.5 786 718 11.2
<3923> ラクス 16.9 2338 2000 60.4 9001 5610 56.8
<5038> eWeLL 13.9 295 259 22.2 1112 910 31.9
<3661> エムアップ 12.2 882 786 18.6 3400 2867 23.4
<4377> ワンキャリア 10.8 698 630 22.6 1222 997 28.5
<6563> みらいWKS 8.0 202 187 128 570 250 244
<4480> メドレー 7.3 2444 2278 18.2 4440 3755 33.1
<6627> テラプローブ 5.1 2184 2079 8.2 8020 7411 11.1
<7039> ブリッジ 4.7 354 338 3.4 947 916 8.3
<9145> ビイングHD 3.9 589 567 14.5 2080 1817 11.7
<5244> jig.jp 3.3 528 511 0.1 1825 1823 10.6
<4374> ロボペイ 1.7 117 115 74.7 400 229 33.5
<7047> ポート 1.5 930 916 21.4 2830 2331 15.7 *
※2023年4月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した03年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
※過去最高益は同一会計基準内が対象。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。4-6月期の経常利益が1億円未満の銘柄は除いた。
株探ニュース
下表では、時価総額30億円以上の銘柄を対象に、本決算月にかかわらず、24年4-6月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している18社を選び出し、4-6月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップとなったのは、少額投資での不動産クラウドファンディングなどを展開するクリアル <2998> [東証G]。24年4-6月期(第1四半期)はプロ向け不動産ファンド事業「CREAL PRO」で大阪なんばのホテルを売却し、経常利益は8億円と過去最高益を2.1倍も上回って着地。第1四半期実績だけで、通期計画の12.5億円に対する進捗率は64.1%に達しており、業績上振れが期待される。
2位に入ったAnyMind Group <5027> [東証G]の4-6月期(第2四半期)は税引き前利益が5.8億円(前年同期比2.6倍)と3四半期連続の最高益更新を遂げた。国内だけでなくグローバルで新規クリエイターの獲得を強化したことが奏功し、パートナーグロース領域のクリエイター向け成長支援事業の収益が急拡大した。業績好調に伴い、24年12月期通期の同利益予想を大幅上方修正し、3期連続の過去最高益見通しをさらに上乗せした。
続く3位の和心 <9271> [東証G]は消費者の外出機会や訪日外客数の増加を追い風に、和装小物店の来店客数が大きく伸びたほか、店舗関連費用の削減を進めたことも寄与し、4-6月期(第2四半期)の経常利益は1.1億円(前年同期比3.8倍)と26四半期ぶりに過去最高益を塗り替えた。併せて、24年12月期通期の同利益を従来予想の2.1億円から2.6億円へ7期ぶり最高益見通しに上方修正している。
4位のBuySell Technologies <7685> [東証G]の4-6月期(第2四半期)は売上高、経常利益ともに過去最高を大幅に更新した。出張訪問買取事業で好調な中古品の買い取りによって積み上がった在庫の販売が順調に進んだことに加え、全国のショッピングセンターなどを中心に買取店舗を展開するむすび社の買収効果も収益を押し上げた。好調な業績を踏まえ、24年12月期通期の業績見通しと配当計画を上方修正したことも好感され、株価は連日ストップ高で約1年ぶりの高値圏に急浮上している。
7位にリストアップされたラクス <3923> [東証P]の4-6月期(第1四半期)はインボイス制度や電子帳簿保存法を追い風に、クラウド事業で主力サービスの経費精算システム「楽楽精算」や電子請求書発行システム「楽楽明細」の顧客数が大きく増加し、経常利益は前年同期比2.2倍の23.3億円と3四半期連続で過去最高益を更新した。
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 4-6月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<2998> クリアル 111 801 380 32.8 1250 941 28.2
<5027> エニマインド 81.9 584 321 194 1846 628 57.1 *
<9271> 和心 63.9 118 72 7.7 265 246 13.2
<7685> バイセル 38.6 1707 1232 12.7 4140 3672 32.9
<9338> インフォR 38.1 370 268 139 1515 633 21.0
<9346> ココルポート 22.0 250 205 9.5 786 718 11.2
<3923> ラクス 16.9 2338 2000 60.4 9001 5610 56.8
<5038> eWeLL 13.9 295 259 22.2 1112 910 31.9
<3661> エムアップ 12.2 882 786 18.6 3400 2867 23.4
<4377> ワンキャリア 10.8 698 630 22.6 1222 997 28.5
<6563> みらいWKS 8.0 202 187 128 570 250 244
<4480> メドレー 7.3 2444 2278 18.2 4440 3755 33.1
<6627> テラプローブ 5.1 2184 2079 8.2 8020 7411 11.1
<7039> ブリッジ 4.7 354 338 3.4 947 916 8.3
<9145> ビイングHD 3.9 589 567 14.5 2080 1817 11.7
<5244> jig.jp 3.3 528 511 0.1 1825 1823 10.6
<4374> ロボペイ 1.7 117 115 74.7 400 229 33.5
<7047> ポート 1.5 930 916 21.4 2830 2331 15.7 *
※2023年4月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した03年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
※過去最高益は同一会計基準内が対象。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。4-6月期の経常利益が1億円未満の銘柄は除いた。
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