日本アジア投資---1Qは2ケタ以上の増益、組合持分利益・インカムゲイン等が大幅増に
日本アジア投資<8518>は14日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結業績を発表した。営業収益は前年同期比6.8%減の8.22億円、営業利益は同31.8%増の2.11億円、経常利益は同51.6%増の1.95億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1.80億円(前年同期は1.00億円の損失)となった。
管理運営報酬等の総額は前年同期比0.4%増の0.30億円となった。前期並みとなった。
投資損益は0.03億円の損失(前年同期は3.71億円の利益)となった。営業投資有価証券の売却は0.71億円(同 88.1%減)となり、売却高から売却原価を差し引いた実現キャピタルゲインも0.03億円の損失(前年同期は5.32億円の利益)となった。営業投資有価証券評価損及び投資損失引当金繰入額の合計額は、0.00億円(同99.9%減)となった。
組合持分利益・インカムゲイン等の合計額は7.09億円(同191.1%増)となった。ディストリビューションセンタープロジェクトから2024年3月に売却された施設の売却益を配当金として受領したことや、新規稼働したメガソーラープロジェクトの売電収益が増加した。
組合持分損失等は2.12億円(同18.6%増)となった。主に、新規稼働したメガソーラープロジェクトの原価が増加した。
業績予想については、同社グループが展開するプライベートエクイティ投資はその事業特性上株式市場等の変動要因による影響が極めて大きく、加えて昨今の変動の激しい環境下においては合理的な業績予想が困難なため、業績予想が行われていない。しかしながら業績予想に代えて、ある一定の前提を元に策定した「従来連結基準による見込値」を、数値の合理性は低いものの、参考情報として開示している。2025年3月期の従来連結基準業績予想については、営業収益が前期比65.9~174.7%増の16.00~26.50億円、営業利益が1.50~8.50億円、経常利益が3.00~10.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が2.50~9.50億円とする期初計画を据え置いている。
《SO》
提供:フィスコ