メディネット---毛髪再生に係る新たな特定細胞加工物(「S-DSC(R)」)の製造受託を開始
メディネット<2370>は8日、「培養自家毛球部毛根鞘細胞を用いた男性型及び女性型脱毛症治療」(以下、本治療)に用いられる特定細胞加工物の製造受託を開始すると発表。
本治療は、脱毛していない後頭部の頭皮から毛球部毛根鞘(DSC)細胞を採取し、体外で細胞を増やして特定細胞加工物(S-DSC(R)にしたものを、脱毛部に投与するもの。
近年、脱毛症の治療を目的とした毛髪再生の研究が進んでいるが、毛髪の発育に不可欠と考えられている毛乳頭(もうにゅうとう)細胞の下にあるDSC細胞を培養し、「S-DSC(R)」として頭皮に投与することにより、毛髪成長が促される可能性を示す結果が得られている。
同社は、医療機関と特定細胞加工物「S-DSC(R)」の製造委受託に係る契約を締結し、これまで受託体制の整備等を進めてきたが、今回、医療機関における本治療の提供体制の整備、並びに同社における医療機関からの製造受託実施に向けた準備が整ったことから、「S-DSC(R)」の製造受託を開始する。
「S-DSC(R)」は資生堂<4911>から技術提供を受け、また資生堂による工程監理のもと、同社製造施設において適切に製造を行う。
《SO》
提供:フィスコ