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メディアシーク---2ケタ以上の増益、株式交換による日本リビング保証の傘下入りを決定


メディアシーク<4824>は9日、2024年6月期連結決算を発表した。売上高が前期比0.6%減の8.64億円、営業利益が同48.7%増の0.61億円、経常利益が同158.6%増の2.02億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同98.5%増の1.19億円となった。

「コーポレートDX」ビジネスユニットの売上高は前年同期比13.6%増の3.28億円、セグメント利益は同52.4%増の1.51億円となった。従来、個別・単発の受発注契約が中心であったが、保守・準委任契約をベースとした長期的・継続的かつ広範なデジタル化支援を推進することにより、安定的な売上の増加に繋がった。

「画像解析・AI」ビジネスユニットの売上高は同27.3%減の2.06億円、セグメント利益は同62.5%減の0.38億円となった。売上高及びセグメント利益の減少は主力製品である「バーコードリーダー/アイコニット」の売上高が減少していることに起因している。

「ライフスタイルDX」ビジネスユニットの売上高は同10.0%増の3.25億円、セグメント利益は同23.1%増の1.11億円となった。同社オンラインプラットフォーム「マイクラス」、「マイクラスリモート」による売上を計上した。「マイクラス」の導入クライアント数は37社、固定月額利用料は7,956千円となっている。

「ブレインテック・DTx」ビジネスユニットの売上高は同229.1%増の3,974千円、セグメント損失は46,945千円(前年同期は41,486千円の損失)となった。同社が独自開発したブレインテックエンジン「ALPHA SWITCH」を活用したアプリによる売上のほか、各種コンサルティングサービスに基づく売上を計上した。事業立ち上げのフェーズにあり本格的に売上高を計上するフェーズにない。

「ベンチャーインキュベーション」ビジネスユニットは、当連結会計年度で一部売上高及び利益が発生したが、これらは、全社管理部門で発生した費用及び「コーポレートDX」ビジネスユニットで計上された売上高及びセグメント利益と切り分けが困難であるため、同ビジネスユニットに値を含めている。なお、当連結会計年度に計上されているその他有価証券評価差額金のうち、8.03億円は、同ビジネスユニットの活動に起因したものである。

2025年6月期通期の連結業績予想については、同社は同日に日本リビング保証を株式交換完全親会社、同社を株式交換完全子会社とする株式交換 (効力発生日:2024年11月1日)を行うことを決議した。なお、本株式交換は、2024年9月開催予定の定時株主総会の承認を前提としており、これにより、同社の普通株式は、2024年10月30日付で上場廃止となる予定であり、2025年6月期業績予想および配当予想は記載していない。

《SO》

 提供:フィスコ

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