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0019 東証 中型株

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自律反発狙いの買いで過去最大の上げ幅に【クロージング】


6日の日経平均は4営業日ぶり大幅に反発。3217.04円高の34675.46円(出来高概算は34億8000万株)で取引を終えた。また、上げ幅は1990年10月2日の2676.55円を上回り過去最大となった。前日の記録的な下落の反動から自律反発を狙った買いや円相場も1ドル=146円台へと円安に振れていることもあって、朝方から幅広い銘柄に買い戻しが優勢となった。日経平均は32000円台回復して始まった後、前場中盤には34911.80円まで上値を伸ばした。その後は、米国景気の行方などを見定めたいと考える向きも多く、心理的な抵抗となる35000円回復を目前に強弱感が対立する格好だった。

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1500を超え、ほぼ全面高となった。セクター別では、33業種すべてが上昇し、海運、ゴム製品、その他金融、保険、精密機器、輸送用機器の上げが際立っていた。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、信越化<4063>が堅調だった半面、味の素<2802>、ヤマトHD<9064>、アステラス薬<4503>、ソフトバンク<9434>が軟化した。

7月の米ISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことなどから、米景気後退懸念が和らいだことが投資家心理の改善につながった。東証プライム市場の9割以上の銘柄が上昇し、日経平均の上げ幅は一時3400円を超え、前日の下げ幅の8割近くを戻す形となった。前日の出来高が40億株超に膨らみ、持ち高を圧縮する動きもピーク感が意識されていたなかでのリバウンドであり、明日以降も買いが継続するかが注目される。

グローベックスの主要な米株先物はプラス圏で推移しており、米国市場の反発が期待されよう。世界的な株安の流れはひとまず日本主導で止めた形であり、欧州市場も反発をみせてくるようだと、センチメント改善に向かわせよう。なお、東証プライムのストップ高は80社を超えていた。直近の急落の反動に決算評価が加わった銘柄も目立っていた。ストップ高となった銘柄においても、水準としては自律反発の範囲内の銘柄は多く、明日以降も買いが継続するかが注目される。

《CS》

 提供:フィスコ

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