<動意株・1日>(大引け)=田岡化、ベガコーポ、TOTOなど
田岡化学工業<4113>=5連騰と我が道を行く。一時47円高の884円まで上値を伸ばす場面があった。住友化系の化学会社で医農薬中間体などの精密化学分野のほか、樹脂添加剤など機能材も手掛ける。7月31日取引終了後、25年3月期第1四半期(24年4~6月)の決算を発表、営業利益は5億1100万円(前期は300万円)と急拡大した。通期予想に対する進捗率は4割強に達しており、業績予想の上方修正への期待も浮上している。PBRは依然として0.7倍前後と投資指標面で割安感も漂う。
ベガコーポレーション<3542>=一時ストップ高。家具やインテリアなどに特化したeコマース事業「LOWYA」を手掛け、実店舗での展開も図り業容を広げている。若年の女性層を対象とした低価格品を主流とするが、ここ単価が上昇する一方、広告宣伝費削減効果が発現し利益採算が向上している。同社が7月31日取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(24年4~6月)の決算は営業損益が2億200万円(前年同期は3400万円の赤字)と黒字転換を果たした。なお、同社は通期の営業利益については12億円(前期比56%増)と急拡大を見込んでいる。これを好感する買いが集中する格好となった。
TOTO<5332>=大幅高で一気に年初来高値更新。7月31日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算で、売上高1645億1300万円(前年同期比5.0%増)、営業利益98億円(同2.4倍)、純利益87億3900万円(同52.7%増)と大幅増益となったことが好感されている。日本住設事業は住宅着工減少の影響があった一方、リモデル提案の強化や価格改定の効果が寄与した。一方、海外住設事業は市況低迷影響の継続により中国事業は苦戦したが、ウォシュレットの拡販により米州や台湾が伸長した。
ソシオネクスト<6526>=急伸。7月31日の取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高が前年同期比14.1%減の527億8300万円、経常利益が同2.7%減の108億800万円、最終利益が同4.8%減の75億7400万円だった。一方、営業利益は同1.5%増の102億6500万円と増益を確保。据え置きとなった通期の業績予想の前提となる想定為替レートは1ドル=130円と実勢よりも大きく円高水準にあり、買い安心感が広がったようだ。中国の5G基地局向けの特需が終了し、製品売上高が減少した。先端プロセスを使用した開発案件の増加などを背景に研究開発費用が増加したが、円安進行は営業利益段階ではプラスに作用した。
東映アニメーション<4816>=大幅高で底値離脱の動き。7月31日の取引終了後、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比16.0%増の230億5900万円、経常利益は同82.5%増の71億8700万円、最終利益は同70.0%増の53億600万円となった。大幅増益で着地したことを好感した買いが集まっている。「スラムダンク」や「ゲゲゲの鬼太郎」の国内配信権の販売が好調だった。「ワンピース」の海外配信権の販売や「ドラゴンボール」シリーズなどの版権事業が伸び、円安も業績を押し上げた。
湖北工業<6524>=マド開け急伸で新高値。同社はアルミ電解コンデンサーのリード端子で高付加価値品を中心に圧倒的な世界トップシェアを誇るほか、海底ケーブル向け光部品でもニッチトップの位置付けにある。7月31日取引終了後、24年12月期上期(24年1~6月)の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の14億2700万円から17億8800万円(前年同期比6%増)に増額、2ケタ減益予想から一転して増益見通しに変わった。これがポジティブ視されたほか、同日に光アクセスシステムの分岐数拡大や低消費電力化へ向けて、「単結晶状PLZT薄膜」を活用した超高速光変調器を開発したことも併せて発表、株価の押し上げ材料となっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
ベガコーポレーション<3542>=一時ストップ高。家具やインテリアなどに特化したeコマース事業「LOWYA」を手掛け、実店舗での展開も図り業容を広げている。若年の女性層を対象とした低価格品を主流とするが、ここ単価が上昇する一方、広告宣伝費削減効果が発現し利益採算が向上している。同社が7月31日取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(24年4~6月)の決算は営業損益が2億200万円(前年同期は3400万円の赤字)と黒字転換を果たした。なお、同社は通期の営業利益については12億円(前期比56%増)と急拡大を見込んでいる。これを好感する買いが集中する格好となった。
TOTO<5332>=大幅高で一気に年初来高値更新。7月31日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算で、売上高1645億1300万円(前年同期比5.0%増)、営業利益98億円(同2.4倍)、純利益87億3900万円(同52.7%増)と大幅増益となったことが好感されている。日本住設事業は住宅着工減少の影響があった一方、リモデル提案の強化や価格改定の効果が寄与した。一方、海外住設事業は市況低迷影響の継続により中国事業は苦戦したが、ウォシュレットの拡販により米州や台湾が伸長した。
ソシオネクスト<6526>=急伸。7月31日の取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高が前年同期比14.1%減の527億8300万円、経常利益が同2.7%減の108億800万円、最終利益が同4.8%減の75億7400万円だった。一方、営業利益は同1.5%増の102億6500万円と増益を確保。据え置きとなった通期の業績予想の前提となる想定為替レートは1ドル=130円と実勢よりも大きく円高水準にあり、買い安心感が広がったようだ。中国の5G基地局向けの特需が終了し、製品売上高が減少した。先端プロセスを使用した開発案件の増加などを背景に研究開発費用が増加したが、円安進行は営業利益段階ではプラスに作用した。
東映アニメーション<4816>=大幅高で底値離脱の動き。7月31日の取引終了後、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比16.0%増の230億5900万円、経常利益は同82.5%増の71億8700万円、最終利益は同70.0%増の53億600万円となった。大幅増益で着地したことを好感した買いが集まっている。「スラムダンク」や「ゲゲゲの鬼太郎」の国内配信権の販売が好調だった。「ワンピース」の海外配信権の販売や「ドラゴンボール」シリーズなどの版権事業が伸び、円安も業績を押し上げた。
湖北工業<6524>=マド開け急伸で新高値。同社はアルミ電解コンデンサーのリード端子で高付加価値品を中心に圧倒的な世界トップシェアを誇るほか、海底ケーブル向け光部品でもニッチトップの位置付けにある。7月31日取引終了後、24年12月期上期(24年1~6月)の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の14億2700万円から17億8800万円(前年同期比6%増)に増額、2ケタ減益予想から一転して増益見通しに変わった。これがポジティブ視されたほか、同日に光アクセスシステムの分岐数拡大や低消費電力化へ向けて、「単結晶状PLZT薄膜」を活用した超高速光変調器を開発したことも併せて発表、株価の押し上げ材料となっている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS