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2216 カンロ

東証S
3,215円
前日比
+25
+0.78%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
16.1 2.84 2.49 5.22
時価総額 492億円
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カンロ---2Q増収・2ケタ増益、売上・利益ともに上半期での過去最高を更新


カンロ<2216>は29日、2024年12月期第2四半期(24年1月-6月)決算を発表した。売上高は前年同期比8.9%増の155.63億円、営業利益が同32.2%増の23.43億円、経常利益が同31.5%増の23.55億円、中間純利益が同42.9%増の17.67億円となった。

同社は企業パーパス「Sweeten the Future 心がひとつぶ、大きくなる。」の下、「中期経営計画2024」の最終年度である当期においても3つの事業戦略(「価値創造」・「ESG経営」・「事業領域の拡大」)を着実に推し進めており、当中間会計期間の売上高は増収となった。

飴は、商品アイテムの絞り込みと人員増強等の生産体制整備によりのど飴需要の高まりに対応し、前年同期比1.4%増の74.49億円となった。製品別では、休売・終売商品の減少を、のど飴群と2月から価格改定を実施している「金のミルクキャンディ」シリーズがカバーした。グミは、同16.9%増の77.74億円となり、中間会計期間として初めて飴の売上高を上回った。製品別では、「マロッシュ」の伸び悩みや輸入商品販売の減少があるものの、主力ブランドである「ピュレグミ」シリーズが、「ピュレグミプレミアム」の伸長やTVCMによるプロモーション効果と3月からの価格改定が相俟って大きく販売増となった。更に、直営店舗ヒトツブカンロ(4月に2店舗目の常設店を東急プラザ原宿「ハラカド」にオープン)・デジタルプラットフォーム「Kanro POCKeT」での高付加価値商品「グミッツェル」も依然好評を博している。素材菓子は、同13.9%増の3.31億円となった。

利益面では、原材料価格の値上がり基調は円安と共に継続しているが、一部商品の価格改定及び内容量の変更を実施することで対応し、グミを中心とする販売・生産増による限界利益の増加により、売上総利益は同10.5%増の65.41億円となった。営業利益は、業容拡大等に向けた人件費・一般費の増加に対し、施策時期のズレにより広告宣伝費が減少し、増益となった。

2024年12月期通期については、売上高が前期比6.1%増の308.00億円、営業利益が同12.4%増の38.10億円、経常利益が同11.6%増の38.30億円、当期純利益が同13.7%増の28.00億円とする6月24日に上方修正した業績予想を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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