ゼオンが反落、上期業績予想を上方修正も材料出尽くし感
日本ゼオン<4205>が4日ぶりに反落している。29日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を1980億円から2100億円(前年同期比13.2%増)へ、営業利益を110億円から150億円(同58.5%増)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。
エラストマー素材事業部門において、原料価格に応じた市況価格の上昇や為替の影響、海外市場の環境変化による引き合いの増加などの影響を受けるほか、高機能材料事業部門で光学樹脂及び光学フィルムの需要が回復傾向にあることが寄与する。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高3970億円(前期比3.9%増)、営業利益265億円(同29.3%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高1061億500万円(前年同期比15.4%増)、営業利益90億4100万円(同47.9%増)だった。高機能樹脂事業でモバイル端末向け需要が回復したことや、能登半島地震後の生産再開で大型テレビ向け光学フィルムの出荷が増えたことが寄与。また、合成ゴムを中心にエラストマー素材も伸長した。
出所:MINKABU PRESS
エラストマー素材事業部門において、原料価格に応じた市況価格の上昇や為替の影響、海外市場の環境変化による引き合いの増加などの影響を受けるほか、高機能材料事業部門で光学樹脂及び光学フィルムの需要が回復傾向にあることが寄与する。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高3970億円(前期比3.9%増)、営業利益265億円(同29.3%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高1061億500万円(前年同期比15.4%増)、営業利益90億4100万円(同47.9%増)だった。高機能樹脂事業でモバイル端末向け需要が回復したことや、能登半島地震後の生産再開で大型テレビ向け光学フィルムの出荷が増えたことが寄与。また、合成ゴムを中心にエラストマー素材も伸長した。
出所:MINKABU PRESS