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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8011 三陽商会

東証P
2,670円
前日比
+23
+0.87%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.8 0.75 4.68 5.51
時価総額 337億円
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<注目銘柄>=三陽商会、低PBR・高配当でインバウンド特需も

 三陽商会<8011>の2000円台半ばは強気に対処して報われそうだ。アパレル大手で、百貨店を主戦場に「ポール・スチュアート」や「マッキントッシュ ロンドン」、「エポカ」など基幹7ブランドを展開する。訪日外国人観光客が増勢一途となるなか、インバウンド特需を享受し追い風が強い。ECサイトのコンテンツ強化にも取り組んでおり、これが収益拡大を後押ししている。25年2月期は営業利益が前期比8%増の33億円を見込む。第1四半期(24年3~5月)の同利益は前年同期比3割近い減益となったものの、同社は下期利益偏重型で増益基調は維持されそうだ。

 株主還元に前向きな点は要注目で、今期年間配当は前期実績に37円増配となる125円を計画、配当利回りは5%弱と高水準。更に0.7倍前後のPBRは株価見直し余地の大きさを示唆している。4月25日の年初来高値2986円を払拭し、中勢3000円台での活躍に期待がかかる。(桂)

出所:MINKABU PRESS

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