新興市場銘柄ダイジェスト:セルシードは大幅に5日続落、AIAIが年初来高値
<7776> セルシード 470 -67
大幅に5日続落。東証が制限値幅の下限を400円に拡大している。上限は通常通り100円で、基準値段は537円。ストップ高は637円、ストップ安は137円となる。セルシード株は創薬・バイオ関連銘柄への投資資金流入を背景に18日に年初来高値を記録。その後は利益確定売りに押される展開となっており、本日は25日移動平均線も割り込んだ。しばらくは下値を模索する状況が続きそうだ。
<6521> オキサイド 2915 +128
大幅に続伸。一部メディアが「溶液法で生産する炭化ケイ素(SiC)ウエハーのサンプル出荷を早ければ年内にも始める」と報じ、買い材料視されている。オキサイドによると、同社独自の高周波誘導加熱とAI技術を用いて溶液をコントロールする技術で、溶液法による生産は既存の昇華法に比べてウエハーの低欠陥化や大口径化につながる新製法として注目を集めているという。
<6557> AIAI 2460 +840
年初来高値。東証が制限値幅の上限を1600円に拡大している。下限は通常通り400円で、基準値段は1620円。ストップ高は3220円、ストップ安は1220円となる。AIAIグループは19日の取引終了後に9月30日を基準日として1株につき2株の割合で分割するほか、300株以上保有の株主を対象にQUOカード1万5000円分(3月末と9月末の2回、年間で3万円分)を贈呈すると発表してから買いが殺到している。
<4425> Kudan 1848 +38
大幅に続伸。産業用清掃ロボットソリューションを展開するラトビアのSquad Robotics社が、Kudanの3D Lidar SLAMアルゴリズム「KdLidar」を高精度測位の中核エンジンとして搭載した自律型床清掃ロボットを発売すると発表している。Squad Robotics社は、清掃機械メーカーや清掃サービス会社に合わせた自律型床清掃ロボットと関連サービスを提供しており、自律型清掃ロボットのほか、業務用手押し式床洗浄機にKudan製品を搭載するという。
<157A> グリーンモンスター 954 -31
伸びきれず反落。グループ会社のFPコンサルティング(大阪市)とみずほフィナンシャルグループ<8411>傘下の日本投資環境研究所(東京都中央区)が業務提携契約を締結したと発表している。職域向けにファイナンシャルウェルビーイングサービス「おかねの産業医」を共同で提供することが目的。資産形成や資産運用など従業員向けのオンラインFP個別相談を提供するほか、従業員の金融リテラシー向上のためのセミナーや研修会を提供する。
<4591> リボミック 102 +10
大幅に続伸。東京大学医学部眼科学教室とアプタマーの眼科疾患に対する薬効を検討するための共同研究契約を締結したと発表している。リボミックと東大眼科学教室の間で治療標的タンパク質に関する方針の一致が見られたことから、リボミックが所有するアプタマーを東大眼科学教室が所有する各種評価系を用いて評価する。共同研究は2年間の予定で、リボミックは東大眼科学教室に対して研究費を支払う。
《ST》
提供:フィスコ