ダウ先物は横ばい 大統領戦の行方は静観の中、決算に注目=米国株
米株価指数先物(9月限)(NY時間08:49)(日本時間21:49)
ダウ先物 40696(+3.00 +0.01%)
S&P500 5609.75(-1.00 -0.02%)
ナスダック100先物 19964.50(-36.50 -0.18%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも横ばいで推移している。バイデン大統領が選挙戦の撤退を発表したが、米株式市場はいまのところ静観を決めているたようだ。ハリス副大統領が民主党候補に推挙されそうな流れとなっているが、トランプ氏との今後の選挙戦の流れを見極めたい雰囲気も強い。そのような中で、先週までのトランプトレードは一服している状況。
しかし、利下げ期待を支えに米株式市場は好調な値動きを続けている状況。夏枯れの雰囲気もまだ出ていない。前日はIT・ハイテク株に買い戻しが入ったほか、ローテーションの動きも継続している。小型株への資金シフトは、FRBが間もなく金利引き下げを開始するとの見方が強まっていることが背景にある。
ストラテジストは「先週見られたIT・ハイテクから小型株へのローテーションはまだ続いている。前日の幅広い上昇は、今後数日間に発表される決算への期待や、週明けに発表されるPCEデフレータを先取りしようとする投資家の試みだ」と述べていた。「ローテーションのストーリーはまだ損なわれていない。もし、好調なインフレデータが出れば、小型株と銀行株が再び上昇する可能性があると思う」とも語っている。
市場の関心は決算に移っているが、いまのところ全体的にネガティブな反応は見られていない。本日は引け後にアルファベット<GOOG>、テスラ<TSLA>、テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>が発表を予定しており、いよいよIT・ハイテク株の発表が始まる。
貨物輸送のUPS<UPS>が時間外で大幅安。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を下回ったほか、売上高も減収となり予想も下回った。通期のガイダンスについても、売上高見通しを従来から若干下方修正した。同社は賃金インフレと需要低迷の両方の圧力に直面している。
GM<GM>が時間外で上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。60%の増益となった。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを上方修正したほか、EBITの見通しも上方修正した。米国でのピックアップが好調。
オランダの半導体、NXPセミコンダクターズ<NXPI>が時間外で下落。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想範囲内だった。売上高は5%の減収となった。また、第3四半期のガイダンスも公表しており、予想を下回る売上高見通しを示したことが嫌気されている。電気自動車(EV)の低迷に伴う逆風が強まる可能性を示唆した。
コカ・コーラ<KO>が時間外で小幅高。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、既存事業売上高の伸びも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益および既存事業売上高を上方修正している。値上げが引き続き奏功。
(NY時間08:59)(日本時間21:59)時間外
UPS<UPS> 130.00(-15.18 -10.46%)
GM<GM> 50.40(+0.84 +1.69%)
コカ・コーラ<KO> 65.35(+0.58 +0.90%)
NXP<NXPI> 263.03(-20.78 -7.32%)
アップル<AAPL> 223.80(-0.16 -0.07%)
マイクロソフト<MSFT> 444.00(+1.06 +0.24%)
アマゾン<AMZN> 183.16(+0.61 +0.33%)
アルファベット<GOOG> 183.56(+0.21 +0.11%)
テスラ<TSLA> 254.07(+2.56 +1.02%)
メタ<META> 488.74(+1.34 +0.27%)
エヌビディア<NVDA> 123.14(-0.40 -0.32%)
AMD<AMD> 154.55(-1.32 -0.85%)
イーライリリー<LLY> 869.25(+3.28 +0.38%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 40696(+3.00 +0.01%)
S&P500 5609.75(-1.00 -0.02%)
ナスダック100先物 19964.50(-36.50 -0.18%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも横ばいで推移している。バイデン大統領が選挙戦の撤退を発表したが、米株式市場はいまのところ静観を決めているたようだ。ハリス副大統領が民主党候補に推挙されそうな流れとなっているが、トランプ氏との今後の選挙戦の流れを見極めたい雰囲気も強い。そのような中で、先週までのトランプトレードは一服している状況。
しかし、利下げ期待を支えに米株式市場は好調な値動きを続けている状況。夏枯れの雰囲気もまだ出ていない。前日はIT・ハイテク株に買い戻しが入ったほか、ローテーションの動きも継続している。小型株への資金シフトは、FRBが間もなく金利引き下げを開始するとの見方が強まっていることが背景にある。
ストラテジストは「先週見られたIT・ハイテクから小型株へのローテーションはまだ続いている。前日の幅広い上昇は、今後数日間に発表される決算への期待や、週明けに発表されるPCEデフレータを先取りしようとする投資家の試みだ」と述べていた。「ローテーションのストーリーはまだ損なわれていない。もし、好調なインフレデータが出れば、小型株と銀行株が再び上昇する可能性があると思う」とも語っている。
市場の関心は決算に移っているが、いまのところ全体的にネガティブな反応は見られていない。本日は引け後にアルファベット<GOOG>、テスラ<TSLA>、テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>が発表を予定しており、いよいよIT・ハイテク株の発表が始まる。
貨物輸送のUPS<UPS>が時間外で大幅安。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を下回ったほか、売上高も減収となり予想も下回った。通期のガイダンスについても、売上高見通しを従来から若干下方修正した。同社は賃金インフレと需要低迷の両方の圧力に直面している。
GM<GM>が時間外で上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。60%の増益となった。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを上方修正したほか、EBITの見通しも上方修正した。米国でのピックアップが好調。
オランダの半導体、NXPセミコンダクターズ<NXPI>が時間外で下落。前日引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想範囲内だった。売上高は5%の減収となった。また、第3四半期のガイダンスも公表しており、予想を下回る売上高見通しを示したことが嫌気されている。電気自動車(EV)の低迷に伴う逆風が強まる可能性を示唆した。
コカ・コーラ<KO>が時間外で小幅高。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、既存事業売上高の伸びも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益および既存事業売上高を上方修正している。値上げが引き続き奏功。
(NY時間08:59)(日本時間21:59)時間外
UPS<UPS> 130.00(-15.18 -10.46%)
GM<GM> 50.40(+0.84 +1.69%)
コカ・コーラ<KO> 65.35(+0.58 +0.90%)
NXP<NXPI> 263.03(-20.78 -7.32%)
アップル<AAPL> 223.80(-0.16 -0.07%)
マイクロソフト<MSFT> 444.00(+1.06 +0.24%)
アマゾン<AMZN> 183.16(+0.61 +0.33%)
アルファベット<GOOG> 183.56(+0.21 +0.11%)
テスラ<TSLA> 254.07(+2.56 +1.02%)
メタ<META> 488.74(+1.34 +0.27%)
エヌビディア<NVDA> 123.14(-0.40 -0.32%)
AMD<AMD> 154.55(-1.32 -0.85%)
イーライリリー<LLY> 869.25(+3.28 +0.38%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース