トレンダーズ Research Memo(10):社会的課題解決に向けた取り組みを推進
■SDGs
トレンダーズ<6069>は2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標(SDGs)に賛同し、事業・会社運営を通して、SDGsが掲げる17の目標のうち、特に目標5(ジェンダー平等を実現しよう)、8(働きがいも経済成長も)、10(人や国の不平等をなくそう)の達成に貢献できるよう取り組んでいる。同社は流行に敏感な女性の発信力や影響力を活用したSNSマーケティング・デジタルマーケティング領域に特化して事業を展開しており、2000年の創業以来高い女性社員比率を維持し、女性のライフワークに合わせた多様な働き方を推進している。女性活躍推進に優れた上場企業であるとして「なでしこ銘柄」に2回選定されており、社会に向けた取り組みは評価されていると弊社では考えている。
5:ジェンダー平等を実現しよう
10:人や国の不平等をなくそう
同社は女性社員比率及び女性管理職・女性役員比率が日本企業の平均値に比べて高い水準にあり、産休育休後の復職率も100%で推移するなど、「女性が活躍する企業」であると自負している。ただし、同社が目指していることは表面的な数値ではなく、男女問わず、社員全員の個性が輝き一人ひとりが自分らしく活躍できることだとしている。個性を輝かせるためには、個々の自由な発想や感性が生かせるビジネスモデルであり、性別や年齢に関わらず誰にでも機会が与えられる、開かれた環境であることが必要であり、あらゆる個性と才能が開花し、その集合体として、成長・進化し続ける組織であり続けるとしている。
8:働きがいも経済成長も
同社は「生活者及び市場のトレンドを捉えた事業展開により社会に新しい価値を創出する」「中長期にわたり継続的に成長し続ける事業・組織づくりを目指す」「株主価値の最大化を常に優先課題とし、積極的かつ安定的な株主還元を行う」「フレキシブルな働き方の促進と多様性を重視した組織運営により、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン:多様性を認め、受け入れて生かすこと)の先進企業を目指す」の4つを方針の軸とし、中長期的な継続的成長を目指すことで、日本社会の持続的な経済成長・発展へと貢献するとしている。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
《HN》
提供:フィスコ