日経平均は969円安、寄り後は下げ幅拡大
日経平均は969円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均は上昇したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が2.7%下落、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が6.8%下落と大幅に下げたことが、東京市場のハイテク株や半導体関連株の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=155円60銭台と、昨日15時頃と比べ2円40銭ほど円高・ドル安に振れたことが、東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、日経平均は依然、短期的な高値警戒感が意識され、利益確定売りが出やすかった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が6日続伸したことが、東京市場の株価の支えとなった。また、米長期金利が弱含みの動きとなっていることも東京市場の安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は下げ幅を拡大している。
《SK》
提供:フィスコ