ギグワークス Research Memo(10):働き方改革の推進を通じてESGに貢献
■ESGへの取り組み
ギグワークス<2375>は創業当初からESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンス)の理念を宣言し、本業やCSR活動を通じて実践してきた。以下に事例を示す。
(1) E(Environment:環境)
同社は、企業行動指針、CSR基本方針、環境ポリシーにおいて、社内外でLED・ペーパーレス化、環境にやさしい技術、再生可能エネルギーなどの普及・促進を宣言し実践している。本業においては、オンデマンドエコノミー事業において産業用太陽光発電システム設置などを行う。また、シェアリングエコノミー事業を展開するなど、シェアリングエコノミーの普及を通じてリソースの効率利用に貢献している。
(2) S(Social:社会)
同社は、「労働市場に革命を起こす!」ことをビジョンに掲げており、主力のオンデマンドエコノミー事業において、副業・学生・主婦・フリーランスなど多彩な人材の自由自在な活躍を創出し、働き方改革を推進している。ダイバーシティ・女性活躍を積極的に推進しており、女性活躍推進企業として「なでしこ銘柄」に5年連続選定(2021年3月)されている。また、毎年、最終利益の1%を貧困の撲滅や人々が生きるための食物や医療費へ寄付する方針の下、過去8年間に(公財)SBS鎌田財団をはじめ、日本赤十字社や各自治体などに対して2,013万円を寄付している。2024年5月には、子会社のギグワークス・アドバンス(株)が障がい者アートレンタル事業「ハートフルブリッジ」を新たにスタートした。
(3) G(Governance:ガバナンス)
企業統治においても様々な取り組みを行っている。その一例として、1) 社外取締役の高い構成比(10名のうち4名)、2) コーポレート・ガバナンス報告書や統合報告書を通じた情報開示、3) セキュリティ水準の向上のため、ISO/IEC27001規格認証及びプライバシーマークなどを取得している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
《AS》
提供:フィスコ