坪田ラボ---「パーキンソン病」を対象としたTLG-005の 特定臨床研究結果の速報
坪田ラボ<4890>は9日、同社が実施した「パーキンソン病」に対する TLG-005(バイオレットライトメガネ)の安全性と有効性を評価した特定臨床研究結果の速報を発表した。
本研究は、順天堂大学医学部附属順天堂医院脳神経内科教授である服部信孝等の協力のもと、2020年9月に開始された。パーキンソン病と診断された方(Hoehn&Yahr重症度4以下)20例が登録され、全例にバイオレット光を照射した。
主要評価項目「眼科検査による安全性の評価」については、重篤な有害事象は発生しなかった。また、軽度の有害事象は発生したが、いずれも本機器装用による直接的な因果関係は無いと判断された。副次評価項目「パーキンソン病症状の評価」については、パレイドリアテストにおいて、照射前と12週間後で比較した結果、スコアの減少がみられた。
本研究において機器の安全性が確認され、「パーキンソン病」の一部の症状に対して効果を示唆する結果が得られた。この結果を受けて、同社は、引き続き研究及び事業開発に取り組んでいく。
《SI》
提供:フィスコ