<注目銘柄>=カカクコム、「食べログ」インバウンド向けネット予約サービスに期待
カカクコム<2371>は業績拡大期待を背景に上値を試す展開が期待できそうだ。
「食べログ」「求人ボックス」の両部門が引き続き堅調だ。「食べログ」は「飲食店販促事業」のPRサービス、ネット予約サービスの店舗数がともに増加傾向にあり、好調に推移。「求人ボックス」も利用者の数と1人当たりの売り上げが増加傾向にある。25年3月期は「食べログ」15%増収、「求人ボックス」35%増収を見込むが、この計画には6月26日に新たに開始した「食べログ」インバウンド向けネット予約サービスの貢献が織り込まれておらず、同サービスの進捗次第では更なる成長も期待できる。
これに加えて、「価格.com」が回復に向かっていることにも注目したい。コロナ禍からのリオープニングに伴う需要の高まりから金融、通信などサービス事業は好調に推移していたが、24年3月期はショッピング事業、広告事業の減収幅が縮小し、1~3月期は3年ぶりに増収となった。「価格.com」は売上高の減少から、最近の同社の利益圧迫要因となっていたが、ショッピング、広告の減収幅縮小から売上高が増加に転じれば、増益幅を押し上げることになりそうだ。
25年3月期は、会社側では営業利益285億円(前期比10.4%増)を見込むが、前述の要因から上振れの可能性は高い。今期営業利益300億円弱、26年3月期営業利益350億円を見込む調査機関もある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
「食べログ」「求人ボックス」の両部門が引き続き堅調だ。「食べログ」は「飲食店販促事業」のPRサービス、ネット予約サービスの店舗数がともに増加傾向にあり、好調に推移。「求人ボックス」も利用者の数と1人当たりの売り上げが増加傾向にある。25年3月期は「食べログ」15%増収、「求人ボックス」35%増収を見込むが、この計画には6月26日に新たに開始した「食べログ」インバウンド向けネット予約サービスの貢献が織り込まれておらず、同サービスの進捗次第では更なる成長も期待できる。
これに加えて、「価格.com」が回復に向かっていることにも注目したい。コロナ禍からのリオープニングに伴う需要の高まりから金融、通信などサービス事業は好調に推移していたが、24年3月期はショッピング事業、広告事業の減収幅が縮小し、1~3月期は3年ぶりに増収となった。「価格.com」は売上高の減少から、最近の同社の利益圧迫要因となっていたが、ショッピング、広告の減収幅縮小から売上高が増加に転じれば、増益幅を押し上げることになりそうだ。
25年3月期は、会社側では営業利益285億円(前期比10.4%増)を見込むが、前述の要因から上振れの可能性は高い。今期営業利益300億円弱、26年3月期営業利益350億円を見込む調査機関もある。(仁)
出所:MINKABU PRESS