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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4687 TDCソフト

東証P
1,302円
前日比
+36
+2.84%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
18.8 3.25 1.84 20.49
時価総額 654億円
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TDCソフト Research Memo(3):金融ITソリューション分野を主軸に4つの事業を展開


■TDCソフト<4687>の事業概要

同社グループでは、ITコンサルティング&サービス分野、金融ITソリューション分野、公共法人ITソリューション分野、プラットフォームソリューション分野の4つの事業を展開している。2024年3月期の売上構成比は主力事業である金融ITソリューション分野が44.4%を占めているものの、顧客企業のDX推進に向けたIT需要の高まりにより、ITコンサルティング&サービス分野が2023年3月期の16.3%から2024年3月期には17.0%と売上規模を拡大している。

1. ITコンサルティング&サービス分野
ITコンサルティング&サービス分野では、顧客のDX推進に向けたIT戦略やシステム化構想の立案、技術コンサルティング、最新の技術や開発手法のサービス提供、自社開発のクラウドアプリケーションサービスの提供、BI※1/DWH※2、ERP※3/CRM※4に関連するソリューションサービスの提供を行っている。

※1 BI:Business Intelligenceの略。社内の情報を分析し、経営に生かす手法。
※2 DWH:Data Ware Houseの略。データ分析や意思決定のために、基幹系など複数のシステムから必要なデータを収集し、目的別に再構成して時系列に蓄積した統合データベースのこと。
※3 ERP:Enterprise Resources Planningの略。基幹系情報システムのこと。
※4 CRM:Customer Relationship Managementの略。顧客管理システムのこと。


2. 金融ITソリューション分野
金融ITソリューション分野では、銀行、クレジット、保険などの金融業向けにシステム化構想や設計、開発、保守といった統合的なITソリューションを提供している。銀行向けには、勘定系業務から情報系、インフラ/基盤の運用・維持に関わる豊富な業務ノウハウと、最新技術とのシナジー効果により高品質なバンキングシステムを提供している。クレジット向けとしては、大規模かつ複雑化するクレジット業務システムにおいて、蓄積した豊富な業務ノウハウ・先端技術により、業務サイクル全般にわたるコンサルティングから運用・保守まで一貫したサポートと、最適なソリューションを提供している。保険向けでは、長年、損保・生保システムに携わってきた実績から、戦略的なビジネス展開を可能とする業務システムと即時性・拡張性・利便性に優れたシステムを提供している。特に損保業務システムの実績は豊富で、多種目にわたる業務ノウハウを保有している。

3. 公共法人ITソリューション分野
公共法人ITソリューション分野では、流通業、製造業、サービス業、エネルギー業や公共向けにITソリューションの提供を行う。流通業・製造業向けでは、営業支援から販売、物流まで基幹業務を幅広くサポートしており、システム化における各種課題の解決に応える。顧客の多様なシステム化要望に対して、設計、開発、試験、運用・保守に至るまで、ワンストップでサービスを提供している。エネルギー業向けにおいては、基幹系・情報系のシステム構築に関し、幅広くSIサービスを展開している。その他、情報サービス業に対しては、認証基盤システムなどのアプリケーション基盤の開発から維持・管理、インフラ構築、運用・保守に至るまで、多様化するニーズに応えている。

4. プラットフォームソリューション分野
プラットフォームソリューション分野では、ITインフラの環境設計・構築・運用支援、ネットワーク製品の開発、ネットワークインテグレーション等の提供を行っている。クラウドサービスや仮想化技術によるグリーンITの実現や、レガシー資産の活用など、変わり続けるビジネスが求める最新のIT インフラソリューションをベンダーやキャリアを問わず提供している。ITインフラ構築については、上流工程から維持・管理、運用・保守までワンストップで対応でき、各種OS、DB(データベース)をはじめ、多くのプロダクトで豊富な実績がある。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

《HN》

 提供:フィスコ

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