ミダックHD Research Memo(2):「ミダック」の社名は環境を象徴する「水」「大地」「空気」の頭文字に由来
■会社概要
1. 会社概要
ミダックホールディングス<6564>は、廃棄物の適正処理を通じて循環型社会の確立を目指す企業集団の純粋持株会社である。「ミダック」の社名は、環境を象徴する「水」「大地」「空気」の頭文字に由来している。かけがえのない地球を美しいまま次代に渡すことを使命とし、その前線を担う環境創造集団を目指して、事業者の廃棄物処理・管理等に関するソリューション事業を展開している。なお2022年4月に創業70周年を迎えた。
2024年3月期末時点で、グループは純粋持株会社の同社(本社:静岡県浜松市)、連結子会社の(株)ミダック(本社:静岡県浜松市)、(株)ミダックライナー(本社:静岡県浜松市)、(株)三晃(本社:愛知県春日井市)、(株)ミダックこなん(本社:静岡県浜松市)、遠州砕石(株)(本社:静岡県浜松市)、(株)フレンドサニタリー(本社:三重県津市)、非連結子会社のLOVE THY NEIGHBOR(株)(所在地:東京都世田谷区)、(株)岩原果樹園(所在地:山梨県北杜市)、及び持分法適用関連会社の(株)グリーン・サーキュラー・ファクトリー(本社:群馬県高崎市、ヤマダホールディングス<9831>との合弁会社で同社出資比率40%)で構成されている。連結ベースの資産合計は26,901百万円、純資産額は12,789百万円、自己資本比率は47.4%、発行済株式数は27,773,500株(自己株式115,302株を含む)、従業員数は403名(臨時雇用者を含む)である。
2. 沿革
同社は1952年4月に、静岡県浜松市において一般廃棄物取扱業務を行うことを目的に、現在のミダックホールディングスの前身である「小島清掃社」を創業した。1964年には社会的信用の向上を図ることを目的として小島清掃(株)として法人化し、その後は産業廃棄物の収集運搬業務や処分業務も行うことで事業を拡大させてきた。そして1996年7月に商号を「ミダック」へ変更、2021年9月に商号を「ミダックホールディングス」へ変更、2022年4月に持株会社体制へ移行した。事業拡大に向けてM&Aも積極活用しており、近年では2023年7月に遠州砕石を完全子会社化、同年9月にフレンドサニタリーを完全子会社化した。
株式関係では、2017年12月に名古屋証券取引所(以下、名証)市場第二部へ上場、2018年12月に東京証券取引所(以下、東証)市場第二部へ上場、2019年12月に東証市場第一部・名証市場第一部へ上場、2022年4月に市場再編に伴い東証プライム市場・名証プレミア市場へ移行した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《SO》
提供:フィスコ