今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇を受けてドルは底堅い動きを保つ可能性
1日のドル・円は、東京市場では160円75銭から161円12銭まで上昇。欧米市場では160円96銭から161円73銭まで上昇し、161円47銭で取引終了。本日2日のドル・円は主に161円台で推移か。米長期金利の上昇を受けてドルは底堅い動きを保つ可能性がある。
6月30日に行われたフランス国民議会(下院)総選挙の第1回投票で国民連合(RN)が得票率で予想通り第一位となった。この結果を受けて7月7日の決選投票に向け、左派連合と与党連合は右派政権の誕生を阻止する方向で一致したようだ。一部選挙区では候補者を調整するもよう。一方、国民連合は得票率が低い共和党(LR)の中道右派候補に対して撤退するよう求めているようだ。
市場参加者の間では「第1回投票における国民連合の得票率は想定をやや下回っており、最終的に同党の権力はある程度抑制される可能性がある」との見方が出ている。決選投票の結果が改めて注目されることになり、目先的にユーロ・ドルは主に1.07ドル台でもみ合う状態が続くとみられる。
《CS》
提供:フィスコ