タクマ Research Memo(9):3ヶ年合計で約120億円の自己株式取得と約140億円の株主配当で株主還元を強化
■タクマ<6013>の株主還元策
安定的な配当と自己株式取得を通じた資本効率の向上を株主還元方針としている。具体的には、配当性向50%またはDOE(自己資本配当率)4.0%の両基準で算出したいずれか高い金額を目標に設定し、株主への利益還元を強化する。また、資本効率向上を目的として、3ヶ年合計で約120億円の自己株式取得の実施に加えて、約140億円の株主配当により合計260億円の株主還元を計画している。この方針により、株主価値の最大化と長期的な企業成長を両立させる狙いである。
2024年3月期は期初予想どおり、5.0円増配の48.0円を実施した。2025年3月期は配当性向50.2%で中間配当28.0円、期末配当28.0円の年間配当56.0円を予定している。また、40億円を上限とする自己株式取得を実施し、総還元性向は95.7%となる予定である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
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提供:フィスコ