<注目銘柄>=インフォR、スタンド設置台数増でユーザー数拡大へ
INFORICH<9338>は、5月16日に年初来安値3145円をつけた後、6月中旬まで3500円を挟んだもみ合いにあったが、ここにきて安値圏からの離脱を図りつつある。
同社は、モバイルバッテリーのシェアリングサービスである「ChargeSPOT」が主力。5月14日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、営業利益が1億2500万円(前年同期6400万円の赤字)と大幅に黒字転換した。例年、第1四半期はイベントが少なく、寒さにより人流が減少するため売上高は落ち込むが、そうしたなかにあってもコロナ禍後の人流の増加を背景としたユーザー数の継続的な増加により国内レンタル売上高が伸長。コスト管理の実施により1台当たりの営業利益も増加している。
スマートフォンの電源であるリチウムイオン電池の劣化特性やスマホの買い替えサイクルの長期化、消費電力量の飛躍的な増加などを背景にモバイルバッテリーの需要は拡大している。そうしたなか、バッテリーのシェアリングサービスを利用する人はまだ2割程度といわれており、成長余地は大きい。同社では、駅や空港などの人流が多い施設や観光地への設置を積極的に進めており、ユーザー数の更なる増加により業績拡大は継続しそうだ。
また、バッテリースタンドを活用した広告事業も既に展開しているスタンドを活用することから利益率が高く、今後の収益への寄与が期待できる。会社側では24年12月期の営業利益を16億3500万円(前期比2.7倍)と見込むが、調査機関では今期営業利益17億円、来期31億円を見込むところもある。(温羅)
出所:MINKABU PRESS
同社は、モバイルバッテリーのシェアリングサービスである「ChargeSPOT」が主力。5月14日に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、営業利益が1億2500万円(前年同期6400万円の赤字)と大幅に黒字転換した。例年、第1四半期はイベントが少なく、寒さにより人流が減少するため売上高は落ち込むが、そうしたなかにあってもコロナ禍後の人流の増加を背景としたユーザー数の継続的な増加により国内レンタル売上高が伸長。コスト管理の実施により1台当たりの営業利益も増加している。
スマートフォンの電源であるリチウムイオン電池の劣化特性やスマホの買い替えサイクルの長期化、消費電力量の飛躍的な増加などを背景にモバイルバッテリーの需要は拡大している。そうしたなか、バッテリーのシェアリングサービスを利用する人はまだ2割程度といわれており、成長余地は大きい。同社では、駅や空港などの人流が多い施設や観光地への設置を積極的に進めており、ユーザー数の更なる増加により業績拡大は継続しそうだ。
また、バッテリースタンドを活用した広告事業も既に展開しているスタンドを活用することから利益率が高く、今後の収益への寄与が期待できる。会社側では24年12月期の営業利益を16億3500万円(前期比2.7倍)と見込むが、調査機関では今期営業利益17億円、来期31億円を見込むところもある。(温羅)
出所:MINKABU PRESS