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買い一巡後は日米の重要イベントを前に模様眺め姿勢【クロージング】


11日の日経平均は続伸。96.63円高の39134.79円(出来高概算は13億7000万株)で取引を終えた。前日の米国市場は小動きながらハイテク株の一角が買われた流れを受けて、半導体関連株に買いが向かったほか、米長期金利上昇や原油市況高を映して銀行や資源関連株にも買いが入り、日経平均は前場中盤にかけて上げ幅を広げ39336.66円まで水準を切り上げた。米国では米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まるほか、週末にかけては日銀の金融政策決定会合も控えているだけに、買いが一巡した後は模様眺め姿勢となったが、終日39000円を上回っての推移となり、底堅さは意識された。

東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、機械、精密機器、非鉄金属、パルプ紙など10業種が上昇。一方、海運、証券商品先物、空運、倉庫運輸など23業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、中外薬<4519>が堅調だった半面、ソフトバンクG<9984>、NTTデータ<9613>、TDK<6762>、エーザイ<4523>>が軟化した。

前日の米国市場は、主要株価指数がそろって上昇。エヌビディアなどハイテク株の一角が買われ、SOX指数、ナスダック指数がともに最高値を更新。先物市場はナイトセッションで強い値動きだったこともあり、週末の6月限の先物オプション特別清算指数算出(SQ)前にしたヘッジ対応のリバランスの動きも意識された。買い一巡後は模様眺め姿勢とはなったが、75日線が支持線として意識される形となったことから、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。

FOMCの注目点は、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見に加え、FOMCメンバーによる最新の経済見通しとなろう。このところの経済指標で米国のインフレ沈静化に対する見方が分かれているだけに、年内の利下げ回数が1回にとどまるなら、米国株式市場の下落を通じて日本株にも悪影響が出る可能性があるだけに、明日も積極的な売買は手控えられそうである。

《CS》

 提供:フィスコ

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