株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

0019 東証 中型株

指数
2,933.12
前日比
-22.47
-0.76%
比較される銘柄
東証 大型株, 
東証 小型株, 
TOPIX
業績
単位
-株
PER PBR 利回り 信用倍率
時価総額

銘柄ニュース

戻る
 

ハイテク株の底堅さを見極めつつ押し目狙いのスタンス/オープニングコメント


 5日の日本株市場は、こう着感の強い相場になりそうだ。4日の米国市場は、NYダウが140ドル高、ナスダックは28ポイント高だった。景気や金利を巡る不透明感から売りが先行して始まったが、その後発表されたJOLT求人件数が予想を下回り、9月の利下げ期待が再燃すると、相場は上昇に転じた。ナスダックは利益確定売りと、金利低下に伴う買いが交錯したが終盤にかけ、半導体のエヌビディアが一段高となるに連れて上昇。シカゴ日経225先物は大阪比325円安の38425円。円相場は1ドル154円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。米国市場では主要な株価指数は上昇したものの、日経225先物はナイトセッションで一時38290円まで下げる場面も見られた。売り一巡後に下落幅を縮める動きもみられたが、25日線辺りに上値を抑えられる格好だった。そのため、米国株高の効果は限定的になりそうである。

 また、エヌビディアの上昇が指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になる可能性はありそうだが、このところのハイテク株の反応は鈍く、ハイテク主導の上昇は期待しづらいところである。政府による骨太の方針の原案が明らかになり、次世代半導体への支援方針を盛り込むことが分かったが、半導体株への反応が限られるようだと、AI関連を含めた物色は手控えられそうだ。

 為替市場では円相場が1ドル=154円台と円高に振れて推移していることで、輸出関連株なども手掛けづらくさせそうだ。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀の金融政策決定会合を控えているなか、リバランス中心の商いになりそうであり、積極的にトレンドを取りに行く売買は手控えられそうである。

 物色としてはハイテク株の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンス。また、本日はアストロスケールホールディングス<186A>がグロース市場に上場することから、宇宙ビジネスに関連した銘柄への手掛かり材料になりそうだ。もっとも、グロース250指数の弱い推移をみる限り、中小型株への活発な物色は限定的だろう。
《AK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均