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伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 6月2日版

日経平均は週明け後に上値を抑えられるかが焦点
1. NYダウの9月までの展開
 筆者の考えている NYダウの1年間の流れは、大雑把に言えば、以下のようになります。
 NYダウは、9月へ向けて株価が上値を抑えられる傾向があります。年度末へ向けて、ドルから資金が移動することが要因の1つだと推測できます。
 10月までの期間で価格が十分に下げた後、新年度の政策への期待値や、年末・年初の積極的な消費が後押しして株価が上昇を開始します。
 1月、3月、長ければ5月頃までの期間、その年度の上値の限界を探る動きへ入ります。
 5月頃までの期間、上げられるだけ上げて、その後、7月頃までの期間は上昇分を修正する動き、またはその年度の下値の限界を探る動きへ入ります。
 翌年度への政策に対する期待値が弱いと、7月、8月頃の安値前後が下値の目安にならず、9月以降、さらに一段安となります。
 本年のNYダウは5月20日以降、大きく下げたことで、5月20日の高値4万0077ドルが(筆者の見方で言えば)本年度の上値の限界だと推測できます(4万0077ドル以上へ上がらないというわけではなく、9月頃まで4万0077ドルを超えても、すぐに上値を抑えられる動きになるという意味です)。
 5月20日から8月頃までは、本年度の状況に対する安値出しの期間になります。
 1月の安値3万7122ドルが本年度の最安値になるなら、今後は4月の安値3万7611ドルを維持する格好で、9月頃までジグザグの動きを経過する公算です。
 1月の安値3万7122ドルが本年度の最安値にならないなら、今後、8月頃までの期間で下値を掘り下げる動きが表れると考えられます。
 過去に積極的に価格が下げている場所を考慮すると、3万7122ドルを割る可能性のある時期は、6月から7月上旬、7月下旬から8月中旬頃のどちらかになると考えられます。
 1950年から2023年までの期間で、本年と似た値動きになっている年(筆者の基準で判断している年です)は、1951年、1956年、1965年、1979年、1981年、1988年、2002年、2006年、2011年、2012年、2015年が挙げられます。
 これらの年の展開や、前述した展開を参考にすると、本年のNYダウは、図1の実線の展開に絞られます。
 6月から7月上旬にかけて安値出しの作業となる場合、週明け後はすぐに反落して、下降を開始する準備の動きへ入る公算です。
 7月下旬以降に下降を開始するなら、今後は3万8000ドルから3万9000ドルの範囲内での保ち合いの動きへ入ると考えられます。
 1月の安値が本年度の最安値になるなら、5月30日の安値3万8000ドルが押し目底になって、6月は4万0077ドルを目指す動きになる公算です。
図1 NYダウ(日足)、今後のシナリオ
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