新興市場銘柄ダイジェスト:トリプルアイズは大幅に3日続伸、BlueMemeが大幅に続落
<5026> トリプルアイズ 1430 +193
大幅に3日続伸。グループ会社のゼロフィールド(東京都港区)が新潟県湯沢町に豊富な雪や河川水、冷涼な外気などを活用したコンテナ型「新潟データセンター」を開設すると発表している。国内5拠点目のデータセンターとなる。湯沢町は東京から新幹線で約1時間30分とアクセスが良いことに加え、地盤が安定しており災害リスクを低減する観点からもマイニングやAI開発などに適した立地であると判断したという。
<9565> GLOE 2226 +400
ストップ高。自民党のスポーツ立国調査会が提言をまとめ、「eスポーツの普及、振興や選手強化を推進することを盛り込んだ」と一部メディアが報じ、買い材料視されている。報道によると、6月ごろに策定される経済財政運営の指針「骨太方針」への反映を目指し、近く政府に提出する方針という。GLOEはeスポーツイベントを展開しており、提言は業績の追い風になるとの見方から買われているようだ。
<4069> BlueMeme 1188 -73
大幅に続落。28日に開示する予定だった24年3月期決算発表を29日に再延期すると開示している。発表に向けて作業を進めていたが、決算の確定に時間を要しているため。当初は14日の発表予定だったが、ソフトウェアライセンス販売の会計方針の再検討に伴い、監査法人による検証作業、過年度への影響額精査や訂正要否の判断に時間を要しているとして28日に延期していた。
<4894> クオリプス 5220 +820
上場来高値。東証が制限値幅の上限を2800円に拡大している。下限は通常通り700円で、基準値段は4400円。ストップ高は7200円、ストップ安は3700円となる。クオリプスは早ければ6月にも世界初となるiPS細胞由来心筋細胞シートの製造販売承認を厚生労働省に申請するとの期待から投資資金の流入が続いており、買いが買いを呼ぶ展開となっているようだ。
<5242> アイズ 2107 -60
一時ストップ高で年初来高値更新も、後場に値を消し反落。17日の取引終了後に広告業界プラットフォーム「メディアレーダー」に関する技術の特許を取得したと発表したことを皮切りに、コスメ・美容情報サイトの買収完了、メディアレーダーの案件マッチング機能の提供リード数やオンラインセミナーイベント登壇企業数の拡大など取引材料が相次ぎ、投資資金が流入している。アイズ株は17日に上場来安値を付けており、値頃感も買いを後押ししているようだ。
<6696> トラースOP 633 +42
大幅に反発。取引先からシステム開発案件を受注したと発表している。受注金額は0.29億円(税抜)で、契約納期は5-7月の予定。売上計上は25年1月期第2四半期の予定で、通期の業績予想には織り込み済みとしている。トラース・オン・プロダクト株は前日に年初来高値を更新して705円まで上伸した後、引けにかけて大幅に値を下げており、押し目買いも入っているようだ。
《ST》
提供:フィスコ