貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価15分ディレイ → リアルタイムに変更

3996 サインポスト

東証S
477円
前日比
+2
+0.42%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
36.7 3.76 9.09
時価総額 61.0億円
比較される銘柄
ジャストプラ, 
テクミラ, 
フライト

銘柄ニュース

戻る
 

サインポスト Research Memo(4):コンサルティング事業は金融機関の勘定系システムに対する知見が強み


■事業概要

2. コンサルティング事業
サインポスト<3996>のコンサルティング事業は、金融業界(銀行、クレジットカード会社、証券会社、投資運用会社、生・損保会社など)の基幹システム構築・更改支援、IT部門のプロジェクト推進支援、公共機関のデジタル化支援を柱として、課題の抽出から解決策の提案、DXを活用したソリューションの提供、解決策の実行までワンストップで付加価値の高いサービスを提供している。銀行の業務内容や、入出金・振込などの決済関連をカバーする勘定系システムの構築に熟知した知見を活用し、「顧客のIT部門の一員として」具体的な課題解決を行うことを特徴・強みとしている。同社は特に地域銀行、クレジットカード会社、投資運用会社向けを主力としており、勘定系システムの更新時(おおむね20年~30年ごとに更新)や、地域銀行の経営統合に伴うシステム統合時などに合わせて引き合いを受ける。

一般的なリスク要因として、景気変動による金融業界の投資抑制、競合激化などがある。競合に関しては、同社は会社設立以来十数年で既に地域銀行30行以上と取引実績があり、同社のコンサルティングが高い評価・信頼を受けて実質的な業界スタンダードとなっている。このため競合企業が見当たらないことも特徴だ。

また金融業界のシステム投資については、システム障害が致命的な信用失墜につながる可能性があり、銀行を中心に勘定系システムの更新は定期的かつ綿密な計画を基にして実施される。仮に、地域銀行約100行が20年~30年ごとにシステムを更新するとすれば、毎年4~5件の更新プロジェクトが発生する計算となる。政府や日本銀行から地域銀行の経営力強化に向けて再編やIT投資を支援する方針が示されていることなども勘案すれば、同社にとって需要は安定的に推移する見込みだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《SO》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均