NY為替:ドル・円は157円台、米5月CB消費者信頼感指数の予想外の上昇などで長期金利高
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は156円59銭へ下落後、157円20銭まで上昇し、157円19銭で引けた。米金利低下や欧州通貨高で、ドル売りが優勢となった。その後、米5月消費者信頼感指数が予想外に改善したことが経済の底堅さを証明し利下げ観測がさらに弱まったほか、2年債、5年債入札の低調な結果を受けて、長期金利上昇に伴いドル買いに転じた。
ユーロ・ドルは1.0885ドルから1.0855ドルまで下落し、1.0858ドルで引けた。ユーロ・円は、170円30銭へ下落後、170円80銭まで上昇。ポンド・ドルは1.2801ドルへ上昇後、1.2754ドルまで下落した。英中銀の早期利下げ観測後退で、ポンド買いが加速。その後、ドル買いに押された。ドル・スイスは0.9086フランへ下落後、0.9125フランへ上昇。中東情勢の緊張で安全通貨としてのフラン買いが優勢となったのち、ドル買いが再開。
《MK》
提供:フィスコ